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Sunday, February 20, 2022

シルク・ドゥ・ソレイユに出たアーティスト コロナ禍で起業したのは - 朝日新聞デジタル

bintangsef.blogspot.com

 米国の創業支援会社が15日、起業家のビジネスプランコンテストをオンライン形式で開いた。1人の男性が、ドラムやトランペットの音を口で奏でながら画面に現れ、参加者約80人に対して英語でこう語りかけた。

 「20年間アーティストとして活動してきました。11のバンドを掛け持ちしたこともあるけれど、収益が安定しなかった。これが大きな問題です」

 楽器を使わずに口だけで演奏するビートボックス奏者、斉藤和生さん(38)。自ら起業したスタートアップ「エアアンプ・ジャパン」が開発中の「投げ銭アプリ」を紹介し、こう宣言した。「アーティストをデータベース化し、収益を分配することで、(コンテンツ配信で収益を上げる)クリエーターエコノミーを変革します」

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シルク・ドゥ・ソレイユの舞台でビートボックスを披露する斉藤和生さん=2019年9月、斉藤さん提供

アプリ開発の裏にあった苦労

 斉藤さんは世界的なエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の舞台などで観客をうならせてきた。いまは福岡市の繁華街・天神近くにある創業支援施設「フクオカ・グロース・ネクスト」に拠点を構えるエアアンプのCEO(最高経営責任者)を務めている。

 投げ銭アプリは、イベントなどで演奏者らが観客からお金を受け取る「投げ銭」をアプリ上で送金できる仕組み。主に米国での利用を想定して実証実験中だ。バンドメンバーなど出演者を登録して、投げ銭の配分比率を設定できるのが特長だ。エアアンプには手数料が入る。音楽や動画の配信サービスとも連携して事業の拡大をめざす。

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「投げ銭アプリ」を手にするエアアンプ・ジャパンの斉藤和生CEO=2022年1月13日、福岡市

 このアプリを開発した背景に…

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