コロナ禍で自粛が続く文化芸術活動を支援しようと、静岡市が五月に創設した市民を元気づける動画作品の公開が始まった。ジャンルは音楽から劇まで多種多様で、作品の提供アーティストには十万〜五十万円の奨励金を払う。各アーティストが思い思いの表現で静岡市への気持ちを映像に収めている。
七月上旬、静岡市葵区の老舗ジャズバー「DOT COOL」で、オーナー兼ピアニストの林三景(みつかげ)さん(54)が率いるバンド「The Tenng Band」が動画収録していた。コロナ禍で下を向きがちな人の癒やしになればと選んだ曲は、「Be my Love」。美しく甘美なメロディーが聴く人をジャズの魅力に引き込む名曲だ。
林さんのバーも四〜五月は休業要請を受け、営業できなかった。再開後は常連客が戻ったが、若者向けのライブハウスは今も存続危機にある。「先陣を切って騒ぐことで地元の音楽業界に息を吹き返してもらおう」と応募を決め、不慣れながらも動画制作に励んだ。
林さんが実行委員長を務め、二十八年続くジャズの祭典「ストリート・ジャズ・イン・シズオカ」も、予定通り八月二十二、二十三日に青葉シンボルロードでの開催を決定。「正直、ジャズを含めて『三密』にならないと、輝く音楽は生まれない。文化芸術には厳しい時代だが、静岡のアーティストが静岡の人に聴いてもらうという音楽の地産地消を絶やしたくない」と話す。
現在、公開中の動画は十三作品で、最終的には八十作品を見込む。市の特設ホームページ「まちは劇場 ON STAGE SHIZUOKA」で掲載している。 (五十幡将之)
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<新型コロナ>静岡市がアーティスト支援 動画の公開を開始 作品提供で奨励金10〜50万円 - 東京新聞
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