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Tuesday, June 14, 2022

milet、電撃が走ったかのように魅了されたアーティストとの出会いを明かす - J-WAVE NEWS

bintangsef.blogspot.com シンガーソングライターのmiletが、自身のルーツとなる楽曲、そして新曲『Walkin’ In My Lane』に込めた思いを明かした。

miletが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは5月30日(月)、31日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

miletらしさは、セッションで作っていくこと

2019年の3月、ONE OK ROCKのTORUがプロデュースした楽曲『inside you』を含む4曲入りの『inside you EP』でデビューしたmilet。『inside you』は当時のJ-WAVE『SONAR TRAX』にも選出されていた。昨年は「東京2020 オリンピック」の閉会式でパフォーマンスしたり、年末には2年連続となる「NHK紅白歌合戦」にも出場。この夏は「SUMMER SONIC 2022」への出演も決まり、今やトップアーティストの仲間入りを果たしている。
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先日はフジテレビ系のドラマ『やんごとなき一族』の主題歌として書き下ろした楽曲『Walkin’ In My Lane』をリリース。どんな自分らしさを表現したのだろうか?

milet:この曲は“私が私らしく、みんながみんならしく、それぞれが自分らしく生きられるように”と思いを込めて、書いた曲です。ドラマ『やんごとなき一族』の主題歌として書き下ろした曲ですが、ドラマでは主人公の深山佐都(土屋太鳳)が、不安を抱きつつ、新しい環境に突き進んでいく様子が描かれています。そういったところはドラマの世界とは違っても、もちろん私だったり、みなさんとも重なる部分があると思います。新しい環境でいろんな困難に直面しても、自分らしく歩いて行けるように──そんなドラマに私の思いを重ねながらこの曲を作っていきました。

私自身が思うmiletらしさは、『Walkin’ In My Lane』もそうですが、楽曲制作は基本的にセッションという即興方法で作っていくことが多いので、そこはすごく私らしさなのかなと思います。そのときの気持ちだったり、気分だったり……例えばお腹が空いたことや、昨夜は嫌な夢を見たなど、そういう全ての感情をセッションすることで、曲の中に落とし込むことができるんです。その制作スタイルは、私らしさに繋がっているんじゃないかな。

『Walkin’ In My Lane』の歌詞にもたくさん韻を踏んだワードが入ってくるんですが、そういったキャッチーな言葉も即興だからこそ生み出せる、言葉のパズルのような楽しさがあります。そういうのを聴くと私らしいと思う一方で、みんなからは「この曲は歌うと難しい」と聞くこともあります(笑)。でも、ぜひみんなにも口ずさんでほしいと思っています。言葉遊びしているみたいでとっても楽しいですよ。

ほかにも孤独な時間だったり、みんなといる楽しい時間だったり、そういう様々なシーンでもらえる感情が混ざりあっている曲だと思うので、多くの人に共感してもらえるんじゃないかなって。ぜひぜひ、たくさん聴いて、みなさんの人生の中にこの曲を忍ばせてもらえたらうれしいです。

「“ビビビッ”と電撃が走った」Kula Shakerとの出会い

グローバルな存在感を放つソングライティングと、ハスキーかつ重厚感のある独特なボーカルが話題を集めるmilet。そんな彼女が曲作りをする上で影響受けた楽曲は?

milet:私がルーツの1曲に選んだのはKula Shakerの『Hush』です。もともと小さい頃からクラシック音楽を聴いて育って、歌入りの曲を聴くことがあまりなかったんですけど、兄の影響でBjorkを聴くようになり、そこからロックに興味を持つようになりました。その大きなきっかけがKula Shakerでしたね。

Museとかも聴いていたんですけど、Kula Shakerは全身に“ビビビッ”と電撃が走ったような感覚でした。そこからUKのアーティストが自然と好きになっていったんですけど、THE BEATLESを好きになったのも、Kula Shakerの影響でした。Kula Shakerがあったからこそ、ほかの洋楽だったり、日本のロックだったりに足を踏み入れてみようと思いました。

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Kula Shakerは「SUMMER SONIC 2022」にも出演しますし、ニューアルバムも出るので、ものすごく楽しみなんですけど、彼らの曲はなんと言ってもキャッチー。ロックなんだけど、メロディもギターリフもすごく耳に残る。その点は、すごく特徴的だと思います。

私も「人の耳に残る音楽を作りたい」と思いながら、彼らみたいにリフレインを多用したり、キャッチーなメロディを作るように心がけています。そしてKula Shakerはライブが本当に楽しい……! サマソニには私も出演するので、直近で見られるのは本当に楽しみです。東京・大阪と両日同じステージに立てるので、たまんないですね。本当にうれしくてしかたない……今から気持ちも“Hush、Hush”ですね(笑)。

グローバルな存在感を放ち、今や多くのファンを魅了するトップアーティストのmilet。Kula Shakerとの出会いはそんな彼女のアーティスト像を形成するひとつの要素となっていると言えそうだ。

アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【milet 出演回のトークを聞く】

・Apple Podcastで聞く
前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)

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