歌舞伎俳優の尾上松也が7日、都内で行われた真夜中ドラマ『まったり!赤胴鈴之助』記者会見に登壇した。今作の主題歌「RED」でアーティストデビューを果たした松也は「まさか曲を出して歌うことは考えていなかった。こういう展開になった以上は続けられたら。僕が続けることで赤胴もシリーズ化されたらいいな。それも含めて新たにいろんな事を考えたい」と意欲をみせていた。
同ドラマは半世紀以上前、子どもたちを中心に絶大な人気を博した少年剣士漫画『赤胴鈴之助』の“その後”を完全オリジナルストーリーでドラマ化。江戸時代から令和にタイムスリップした鈴之助が想像以上に平和な現代をまったりと過ごすさまを描くコメディー作品。かつて65年前に生放送ドラマで父・尾上松助が演じた赤胴鈴之助役に松也が挑戦する。
4、5年前から「なんらかの形で赤胴鈴之助をドラマにしたい」と今作の構想を練ってきたという松也は「長年の思いが結実した瞬間だったのでうれしかった」と歓喜。父と同じ役を演じることに「代々の(歌舞伎の)家柄でもないものですから、家に受け継がれているなにかがないので。父が始めたことを、僕たち親子のなかだけでも共通する演目や役柄がなにか作りたいと思っていたのが赤胴鈴之助だった」としみじみ。
「これをいつか形にしてくれと言われたわけでもなく、勝手にしたくて作ったところはある」としつつも「結果的に親子二代で演じられたことは喜んでくれているんじゃないかな」と笑顔。もし父が生きていたら「初代として、出てもらいたかったですね。怒りはしないと思うけど呆れるんじゃないですか。僕と笑いのセンスが違うので全話みてもクスリとも笑わない気がする(笑)」と想像をふくらませていた。
主題歌は、正体を明かさないままMVを公開していた。「最初から尾上松也として出すのは恥ずかしかった。なんとかできないか、隠せないかと苦肉の策。でも、反響はなかなか大きかったので結果的には良かったかな」とうれしげ。そして「出たいな~ミュージックステーション…」ともポツリ。共演の堀未央奈から「出てほしい! 鈴之助の格好で?」と聞かれると「もちろん。『紅白』も出たいです。来年こそは『紅白』。鈴之助の格好で」とノリノリだった。
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