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- ツイッターは、COVID-19ワクチンの誤った情報を繰り返し投稿するユーザーのアカウントを停止する。
- COVID-19ワクチンに関する誤った情報を含む投稿にはラベルを付ける。
- カイザーファミリー財団の調査によると、15%の人々が「絶対に予防接種を受けない」と述べているという。
ツイッター(Twitter)は、COVID-19ワクチンに関する誤った情報を繰り返し投稿するアカウントを永久に凍結すると述べた。
同社は、誤解を招くツイートにラベルを貼ることを初めとする、COVID-19ワクチンに関する虚偽の情報をユーザーに知らせる計画を発表した。
プログラムと人間の両方でレビューして、COVID-19ワクチンに関する誤解を招く投稿を特定し、ラベルを付けるという。
誤解を招くような情報を複数回投稿したユーザーは最長で7日間、アカウントが凍結される。5回以上凍結されたユーザーや、投稿が誤解を招くものであるという通知を受け取ったユーザーは、永久にツイッターから締め出されることもある。
「各国の保健当局がCOVID-19と世界中のワクチン接種プログラムについての情報を発信する中で、当社は今後も最新かつ正確な情報を伝えていく」と同社はリリースで述べている。
ツイッターは2020年12月、COVID-19のワクチンに関する誤った情報の削除を開始すると発表した。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)が製造した単回接種ワクチンを2月27日に承認した。アメリカではすでに3月1日現在で、 モデルナ(Moderna)とファイザー(Pfizer)のワクチンが合わせて約7700万回、接種している。
アメリカではワクチン接種を希望する人の数が増えているが、カイザーファミリー財団(Kaiser Family Foundation)の最近の調査によると、15%の人が「絶対にワクチン接種を受けない」と答えているという。アメリカの感染症に関する第一人者、アンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)によると、集団免疫を獲得するには、人口の90%以上がワクチン接種を受ける必要があるという。
ワクチン接種に対する躊躇は、誤解を招くような、あるいは虚偽の情報がネット上で流れていることが原因かもしれない。アメリカの医師によると、人々にワクチンを受けることを思いとどまらせようとするワクチン反対勢力は、ツイッターやフェイスブックで根拠のない主張を広めているという。
バイデン政権のコロナウイルス対策本部の共同議長は最近、ワクチン反対派がCOVID-19ワクチンの誤報で黒人をターゲットにしていると警告した。
ツイッターは、COVID-19に関する誤った情報の削除を強化しており、2020年の春から、COVID-19に関する専門家のガイダンスを否定するようなツイートを削除するようユーザーに要求し始めた。
しかし、それでもCOVID-19に関する誤報の拡散を防ぐには至っていない。ワシントン・ポストが入手した未公開の国務省の報告書によると、2020年春に中国国外でウイルス感染が確認された直後、200万件のツイートがCOVID-19に関する陰謀説を広めたという。そして2019年には、ツイッターのジャック・ドーシー(Jack Dorsey)CEOが、視聴者にワクチンに関する誤った情報を広めているフィットネス系パーソナリティのポッドキャストに出演した。
[原文:Twitter says it will ban users who repeatedly post misinformation about COVID-19 vaccines]
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)
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