神奈川県湯河原町が町税を滞納している人のリストを長年にわたって町議会に提供していた問題で、議会の特別委員会は３日、今後は町に対し、個人情報がわからない形で情報の提供を求めることを申し合わせました。
湯河原町ではことし９月、町税を滞納している人の氏名や住所などをまとめたリストが少なくとも１０年前から、町議会の税の徴収について話し合う特別委員会に提供されていることが明らかになりました。
これについて、冨田幸宏町長は「議会からの要請に基づいて開示している」などとしていますが、先月、一部の町民から町長に対し、町の個人情報保護条例に違反しているとしてリストの提供をやめるよう求める請願書が出されました。
こうしたなか、３日開かれた町議会の特別委員会で対応が議論され、今後は、個人情報がわからない形で情報を提供するよう町に求めて行くことを申し合わせたということです。
これについて、請願書を出した「ゆがわら町民オンブズマン」の濱田知子代表（６５）は「一歩前進したと思うが、これまで資料を提供してきた町側が、どのように対応するのか注目したい」としています。
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December 03, 2020 at 05:45PM
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個人情報わからない形で提供を｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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