30歳の若さで自身の作品が大英博物館に永久所蔵されるなど、今最も注目される日本人アーティストの1人、小松美羽さん。
2020年8月に日本テレビで放送された「24時間テレビ」のTシャツデザインを手掛けたことも話題になりました。
その小松さんが、IBMのWebメディアMugendai(無限大)のインタビューに登場。日本のアートシーンの現状と未来、作品を通して伝えたい「大和力」について語られていました。
新しいものを作り上げるカギとなる「大和力」とは
神獣やもののけなどを通じて描く独自の死生観で、台湾、イタリアなど海外にもファンが多い小松さん。その小松さんが常々「世界に発信したい」と語るのが「大和力(やまとぢから)」です。
「大和」と聞くと日本的な何かを連想しがちですが、小松さんによると「和」は自分(私)で、「自分もその中の一部である」「大調和力=グレートハーモニゼーション」といった意味合いを込めて「大和力」と表現しているそうです。
例として挙げているのが、「呉服」。語源は中国の呉からきていると言われていますが、日本ではこうした外来品からさまざまな要素を抽出・融合して新しいものを作り上げてきた歴史があります。
こうした多様な要素を包み込み、融合する力を「大和力」と捉え、作品に反映しているのだそう。
また、世界を股にかける小松さんから見ると、日本のアートシーンは「お金にならなくても描く」「生きているうちに評価されなくてもいい」といった姿勢を美徳とする風潮が続いているそう。規模も小さく、閉鎖的で、先進諸国と比較して遅れていることは否めないといいます。
しかしそれと同時に、美術学校は数多く存在し、美術館に列ができるほどアートを愛する人たちがいるのも事実。
日本ではアートは一度飾ったら飾りっぱなしといった傾向がありますが、海外では、アートへの関心が高く、オフィスに最新のアート作品を飾るなど常に新しいものに切り替えていくのだとか。
取り巻く社会の視点が変われば、まだまだ日本には大きなポテンシャルがあるとも指摘しています。
テクノロジーとの融合で、アートはもっと素晴らしいものになる
組織やチームなど、体制を整えてプロジェクトを動かす海外のトップアーティストにならい、ご自身も法人に所属し、制作に打ち込める環境で活動する小松さん。
それ以外にも、ブログやInstagram、VR作品などテクノロジーも積極的に活用しており、その真意について以下のように語っています。
たとえば、テクノロジーを使えば、身体的なハンディキャップなどで移動が難しい人たち、何らかの理由でアートにつながりにくかった人たちがアートを感じる機会を増やせるかもしれませんよね。
技術の進歩によって、再現性がさらに高まり、展覧会に出向かなくてもアートに触れることができるようにもなるでしょう。
チームである利点を活かし、私自身だけでなく、さまざまな視点からテクノロジーは活用していきたいですし、関連情報はアンテナを立ててキャッチしていきたいと思っています。
他にも、新型コロナウイルスの影響で様変わりした生活に重要な「薬」の話など、アート好きもテクノロジー好きも楽しめるインタビューの続きはMugendai(無限大)よりお楽しみください。
Image: Mugendai(無限大)
Source: Mugendai(無限大)
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September 29, 2020 at 09:00AM
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今最も注目のアーティストが語る、新しいものを生み出すカギとなる「大和力」とは - ライフハッカー[日本版]
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