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Sunday, May 12, 2024

城田優「いいアーティストはもっと世に知られるべき」 ビジネスより優先する信念とは - アエラドット 朝日新聞出版

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城田優(しろた・ゆう):1985年生まれ。5月14~19日と6月に上演される「TOKYO~THE CITY OF MUSIC AND LOVE~」では、プロデュースと演出を務める(撮影/写真映像部・上田泰世/hair & make up Emiy(エミー) styling 山中有希奈 costume MSGM)

 ミュージカル俳優として活躍しながら、舞台の演出やプロデュースも手掛ける。城田優はなぜそのキャリアを選んだのか。AERA2024年5月13日号より。

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 取材するたび、「クオリティー」という言葉が耳に残る。自身がプロデュースと演出を手がける歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー「TOKYO〜THE CITY OF MUSIC AND LOVE〜」の取材でも、やはりその言葉が強く印象に残った。

「海外クオリティーのものを上演したい」

「クオリティーの高いものを作りたい、という気持ちでエンターテインメントに取り組んでいる」

「日本でもクオリティー主義を広げていきたい」

本物は評価されるべき

 5月14〜19日に東京公演、6月にシンガポール公演が行われる「TOKYO〜THE CITY OF MUSIC AND LOVE〜」の出演者たちは、「上手い」「面白い」と心が激しく動かされたシンガーやダンサーを城田自身がキャスティングした。

 たとえば、出演者の一人であるシンガーのSWEEPは、以前ショーで共演した俳優の森崎ウィンから「すごい人がいるから紹介したい」と言われて初めて存在を知り、パフォーマンスに魅了された。ダンサーのBOXERはインスタグラムを通して知り、熱烈オファーをした。碓井菜央は、いま城田が最も実力があると感じているダンサーの一人だ。

 自身の目を通し、「すごいな、この人!」と尊敬の念を抱いた人たちに一人一人声を掛けていった。世間一般に名が浸透している、とは言い難い。けれど、実力と才能がある人が埋もれてしまうのはもったいない。“本物”はきちんと評価されるべき、という強い思いがある。

「いいクリエイター、いいアーティストはもっと世の中に知られるべきだと思う。そして、日本のエンターテインメント界にも、ビジネス優先ではなく、もっと実力主義が根づいてほしいという気持ちがあります」

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