滝沢秀明氏(41)が設立した新会社「TOBE(トゥービー)」の所属アーティスト全員が出演する初のコンサート「to HEROes~TOBE 1st Super Live~」が17日、東京ドームで開催された。TOBE所属全6アーティストが初めてファンと対面したフェスは、14日からの4日間で合計22万人を動員。取材に応じた滝沢氏は「ここはまだスタートライン。世界へ飛び立つアーティストを育てたい」と、さらなる飛躍を誓った。
超満員5万5000人の観客から地響きのような歓声が上がる中、滝沢氏は一安心しつつも納得の表情を浮かべた。「この東京ドームでの公演がTOBEとしての開幕で、第一歩目。まずはここまで来られたことにホッとしています。覚悟を持って進むアーティストと、それを支えるファン。すごいです」。そう語る顔からは自然と笑みがこぼれた。
TOBE所属アーティストとして、ファンの前で初のライブ。演出は滝沢氏が担当し、全員が必ず輝けるようにと練り込んだ。トロッコを使用して客席にアーティストが出向いたかと思えば、ドームの3階席にまで届くようなリフトアップ、炎・火花・火薬を使ったファイアパフォーマンス…。演者をより近く感じられるようにファンファーストを徹底した“魅せ方”で、客席を満足させた。
最終日となったこの日の公演は、全世界に生配信された。「自分たちの目指す場所をファンに示す、海外への意気込みを示す時間になった」。各アーティストの楽曲はもちろん、祭典ならではのダンスコラボレーションコーナーを設けるなど約3時間、33曲を飽きさせることなく見せ尽くした。
「やっぱり熱量がすごい。それだけ皆さまが待ってくれていたということ。不安もあったと思うけれども、これで安心してくれたのでは」。公式に倍率などは発表されていないが、SNSでは超高倍率のプラチナチケットと話題に。滝沢氏は同フェス第2弾開催について「高倍率ということも認識している。配信もあるが、生で見られる環境は整えたい」と前向きだった。
2022年に旧ジャニーズ事務所を退所し、昨年3月にTOBEを設立。社長として激動の1年だったが、今回が一つの区切りとなった。公演を成功させたメンバーへ「準備期間も短く、曲も作らないといけない中で、僕のスピード感についてきてくれた。僕と一緒に戦う姿勢でいてくれている。頼もしい」とねぎらった。
公演では、各アーティストが単独公演を東京・有明アリーナで行うことも発表された。滝沢氏は「ドームよりも距離が近い。これが各アーティストの本格始動になる。曲数もみんな仕上げてくれると思うし、間に合わせてくれるはず。全国ツアーもゆくゆくは行いたい」と青写真を描く。
目指す夢は大きい。滝沢氏は「ここまでなら頑張れば誰でもできる」と前を向き続ける。4月26日にはPrime Videoで世界230の国と地域でアーカイブ配信されることも発表された。
「グローバルに世界と戦えるアーティストを育てたい。アジア、欧米へライブを開催しに行きたい。そういった意味では、今回は世界に飛び立つ意思表示をする公演になった。ここからがTOBEの本格始動です」。東京ドームから世界へ。ついに飛び立つ時が来た。(増田 寛)
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