有機的なアイデアを熟成させていき、その過程でふさわしい表現方法へとつなげていくのだという森が、共感する先人としてあげたのが、400年以上前に茶の湯を完成させた千利休だ。「千利休は二畳という究極の茶室を建て、樂茶碗を創意し、わび茶を示した人です。当初のトータルプロデュースだったと思います。空間構成の方法論の原点となりました」
1. これまでに感銘を受けた書籍は?
20年前から沖縄文化に興味を持っていたのですが、岡本太郎氏の著した本は、沖縄の風土や文化をとても的確に言葉にしていると感じました。民族学を学ばれた方でしたが、それよりもアーティストとしての鋭い直感や視点があったからこその観察力だったのではないでしょうか。また、沖縄を撮った比嘉康雄氏の写真集も、強く印象に残っています。
2. 2022年に宮古島の海沿いにご自身の別邸《ユプティラ》を竣工させ大きな話題となりましたが、建築を手がけるうえで影響を受けた建築家や作品はありますか?
からの記事と詳細 ( ディオールとのコラボが話題の森万里子が語る、自身のアートの真髄【FAB FIVE】 - VOGUE JAPAN )
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