川崎重工業（神戸市中央区）とオフィシャルパートナーシップを結ぶ国立西洋美術館（東京）は３月１２日から、現代アーティストとコラボする企画展を開く。国内外で活躍する２１組が参加。同館の所蔵作品からインスピレーションを得て制作した作品などが展示される。５月１２日まで。
題して「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか？ 国立西洋美術館６５年目の自問－現代美術家たちへの問いかけ」。同館は実業家の松方幸次郎が収集した「松方コレクション」をはじめ、２０世紀前半までの西洋美術作品を収蔵、展示しており、現代美術展は１９５９年の開館以来、初めてとなる。
２２日の会見で、田中正之館長は「そもそも美術とは何か、美術館とは何か。根源的で本質的な意義のある展覧会になる」とあいさつ。各アーティストが持つ問題意識や出品作への思いなど見どころが紹介された。
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