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Sunday, December 24, 2023

ドレスコーズ恵比寿ワンマンで2023年総括、カバーメドレーで敬愛するアーティスト追悼(ライブレポート / 写真13枚) - 音楽ナタリー

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ドレスコーズのワンマンライブ「2023年のドレスコーズ」が昨日12月21日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催された。

今年はニューアルバム「式日散花」のレコ発ツアー「the dresscodes TOUR2023『散花奏奏』」をはじめ、ツーマン企画やフェスへの出演など数多くのライブをこなしてきたドレスコーズ。彼らは毎年恒例となったクリスマスシーズンのライブを今年も開催した。

フィル・スペクターのクリスマスアルバム「A Christmas Gift for You from Phil Spector」が流れたあと、ドレスコーズはツアー「散花奏奏」と同じくCarpentersの「Superstar」を出囃子にして登場。カラフルなパーカーを身に纏った志磨遼平(Vo, G)は、どこか寂寥感の漂うミドルチューン「嵐の季節(はじめに)」「HEART OF GOLD」でのびやかに歌声を響かせ、序盤から厳然としたムードを生み出した。

最新アルバムからの楽曲「襲撃」「在東京少年」を挟み、中盤からは別アーティストへの提供曲もレパートリーに盛り込まれていく。玉井詩織(ももいろクローバーZ)に提供した「宝石」はボサノバ調のアレンジが施され、有島コレスケ(B)が弾くウッドベースの音色がアダルトな雰囲気を強めていた。さらにドレスコーズと縁の深い映像作家、ジュリアン・レヴィがシャネルのスペシャルムービーに使用した「さよならベイビー・ブルー」は、中村圭作(Key)と田代祐也(G)によるソロパートを挿入。アドリブを積極的に取り入れることで、より自由度の増したサウンドを届けていった。

その後「あん・はっぴいえんど」以降はアップテンポなナンバーが続き、ビートさとし(Dr)によるパワフルなドラミングも冴え渡っていく。有島によるドスの効いたコーラスも飛び出した「コミック・ジェネレイション」ののち、本編の最後にはアルバム「式日散花」とツアー「散花奏奏」のオープニングナンバー「ラブ、アゲイン」が選ばれ、勢いそのままにラストスパートを駆け抜けた。

アンコールに応えて再度メンバーが登場すると、5人は志磨が敬愛するSHEENA & THE ROKKETSの「ユー・メイ・ドリーム」、スクーターズの「東京ディスコナイト」、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「武蔵野エレジー」をメドレー形式でカバー。今年亡くなった多くのロックスターを再び敬愛するように、会場からは長い長い拍手が送られた。そして最後は毛皮のマリーズのクリスマスソング「クリスマス・グリーティング」の厳かな演奏で、ドレスコーズは2023年の活動にピリオドを打った。

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