英歌手アデル(35)が、米ラスベガスで行われている常設公演で最近頻発している観客によるステージへの物投げ事件に苦言を呈した。ファンが投げた携帯電話が歌手ビービー・レクサの顔面を直撃して負傷したのをはじめ、ピンクはステージに袋に入った母親の遺灰を、リル・ナズ・Xは男性器の形をした玩具を投げ込まれるなど、エスカレートする危険行為が物議を醸している。そんな中、シーザーズ・パレスのザ・コロシアムで行われた公演でアデルは「みんなショーのエチケットを忘れて、ステージにクソみたいなもの投げているの知ってる? 見たことある? 私のステージで何か投げたら、殺すからね」と、冗談めかしながらファンを強くけん制。「アーティストに物を投げるのは止めて」と話す一方で、自身はステージから客席の上方に向けてTシャツキャノンを放っておみやげをプレゼントするサービスで会場を盛り上げた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)