2023年7月10日、B'zの松本孝弘が2度目の「紺綬褒章」を受賞したことが発表された。紺綬褒章は日本の褒章制度のひとつで、個人では公的機関や公益法人に500万円以上寄付した場合に贈られる。松本のように、寄付や地域振興といった活動を積極的に行っているアーティストは少なくない。本稿では、こうした地域、社会貢献活動に尽力するアーティストを取り上げたい。
まずは冒頭で挙げた松本孝弘について、もう少し具体的に記しておく。今回の紺綬褒章は、彼の地元である大阪府豊中市に私財を寄付したことから受賞に至った。豊中市はTwitterで、松本から「生まれ育った豊中の文化芸術振興に役立ててほしいと寄付をいただいた」と明かしており、寄付金は市のさまざまな事業で活用されるという。
#豊中市 #名誉市民 #松本孝弘 さんが紺綬褒章を受章されました。
紺綬褒章は公益のために私財を寄付した個人や団体に贈られるものです。
松本さんからは「生まれ育った豊中の文化芸術振興に役立ててほしい」と寄付をいただいています。— 豊中市公式広報ツイッター (@toyonaka_kouhou) July 10, 2023
松本は今回だけでなく、過去にも何度か豊中市に寄付を行っている。2018年に寄付を行った際には、「音楽を志す学生を応援したい」という彼の想いから、寄付金は軽音楽部のある高校の楽器購入費や設備費に充てられた。こうした彼の取り組みが、未来のスターを生み出すことに繋がるかもしれない。2022年にも、コロナ禍で戦う医療従事者への支援として寄付を行い、紺綬褒章を受章している。
X JAPANのYOSHIKIは、2022年11月、12月と2度にわたって国際移住機関(IOM)に計2,000万円の寄付を行った。YOSHIKIは当時のブログで、「苦しんでいる人々がいるのを知りながら、クリスマスやお正月をお祝いするのは辛い」「戦争が続いていることを忘れてはいけない」と寄付に至った想いをつづっている(※1)。
YOSHIKIは2022年2月にも、「ウクライナ人道危機 緊急支援募金」に1,000万円を寄付した。さらに遡ると、2011年に東日本大震災の被災地や、2020年に新型コロナウイルスを研究する「国立国際医療研究センター」など、積極的に寄付を行っている。また、これらの自身の行いについて「一人でも多くの人が助かるなら、売名行為と言われてもいいです。これからもチャリティー活動を続けていきます」とTwitterで発言しており、社会問題に真っ直ぐに向き合う彼の強い姿勢が感じられる。
国立国際医療研究センターに寄付しました。
一人でも多くの人が助かるなら、売名行為と言われてもいいです。これからもチャリティー活動を続けていきます。
"#YOSHIKI、#国立国際医療研究センター に1000万円寄付、
「今僕らがサポートすべきは、医療に従事する人達..https://t.co/r0ylwQJTon— Yoshiki (@YoshikiOfficial) April 21, 2020
からの記事と詳細 ( B'z 松本孝弘、X JAPAN YOSHIKI、GLAY TAKURO、Mr.Children 桜井和寿……様々な形で地域/社会に貢献するアーティスト - Real Sound )
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