エマ・ウェブスター/Emma Webster
She/Her/Hers
職業: アーティスト
出身地:エンシニータス(アメリカ)
IG: @emma_webstah
AIやChatGPTが引き続き話題を集める昨今。テクノロジーがさらに発達した未来、ものづくりやクリエイティブシーンはどう変わるのか。その答えはまだ分からないが、少なくとも今よりもっと多様で、面白い表現ができるのではないか。そんなことを、エマ・ウェブスターのエキシビションを見ながら感じた。
ペロタン東京にて開催中の、日本初となるソロエキシビション「The Dolmens」に合わせて来日を果たしたエマ。シュールレアリズムを彷彿とさせるダイナミックな作品を背景に、作品制作のプロセスや、テクノロジーに対する自身の思いを聞かせてくれた。
「元々LA出身なので、テクノロジーは身近な存在でした。私の作品制作プロセスは多層的で、まずはフィジカルでスケッチを描き、それをスキャンしてVRプログラムでバーチャル状で立体造形に変える、そのデータを元にキャンバスの上でアウトプットするといった具合です」。
制作プロセスの話を聞きつつも、最終的に油絵で表現するなら、頭の中で想像しても同じ結果になるのではないか?そんな野暮な疑問が浮かんだ。しかし彼女の中には明確な答えがある。
「作品の制作プロセスにVRを用いることで、自分の無意識下にあるビジョンが表層化し、現実とファンタジー、具象と抽象の境界線が曖昧になる。そこが面白いんです。例えばランドスケープを題材にしたこの作品も、左右で光源が違うので、全体像で見た時に違和感を感じるはずです」。
エマ・ウェブスターの個展「The Dolmens」は今月26日まで。今週末のアジェンダにぜひ追加して、先鋭アートの世界を体験して。
エマ・ウェブスター「The Dolmens」
会期:開催中〜4月26日
ギャラリーペロタン東京(東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 1F)
https://www.perrotin.com/
Text: Shunsuke Okabe
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