金沢 折り紙作品や鋳物など
お寺でアート作品を展示する「oterart(オテラート)金澤2022」(北陸中日新聞など後援)が、金沢市内で開かれている。前期は東山、浅野川地区で二十五日まで、後期は小立野、寺町地区で二十四日から十月二日までの間、各寺院が芸術空間に変貌する。 (古谷祥子)
日本の美術文化に影響を与えてきた寺院と多種多様なアートの融合により、双方の魅力を知ってもらう企画として、実行委員会が毎年開催。十二回目の今回は四宗派の十一寺院が参加し、「癖」をテーマに六十アーティストが出品した。
真言宗観音院(観音町)では、本堂内に七作品を飾った。仏像に囲まれるように配置したカラフルな曼荼羅(まんだら)作品や、壁にはめ込んだアクリル画など、寺院の風景に溶け込む形で見せる。ウサギの宴会を表現した折り紙作品は、細かな描写が目を引く。
参加者最年少の金沢高校二年、斉藤愛花音(あかね)さん(17)は、母の美知代さんとそれぞれ出品し「お寺の展示は発想が面白いし、独特の雰囲気。自己表現ができてよかった」と話した。安念尚弘住職(49)は「異なる宗派の合同企画は珍しい。本堂のつくりや展示方法など、寺院の雰囲気も味わってほしい」と語る。
浄土真宗浄光寺(森山)は、七作品を整然と展示。寺を象徴するイチョウの大木にちなんだ鋳物の蚊取り線香置きや、「くせ毛」をイメージした現代的なグラフィックアートなどがある。
期間中は各寺で、ワークショップなどの催しも開かれる。
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