シンコーミュージック・エンタテイメント(東京都千代田区)の音楽誌「GiGS」が、2022年6月27日発売の「2022年08月号」をもって休刊となった。雑誌の公式ツイッターが8月1日に発表した。音楽ファンや現役アーティストの間で、惜しむ声が広がっている。
昨年は小山田圭吾問題で謝罪
雑誌は1989年に創刊。当時の国内は「三宅裕司のいかすバンド天国」(TBS系、通称「イカ天」)が注目を浴びるなど、バンドブーム全盛期だった。雑誌は「すべてのバンドマン&プレイヤーを応援するロック・マガジン」を掲げ、人気のロックバンドやアーティストを中心に取り上げてきた。
96年2月号では音楽プロジェクト「コーネリアス」の小山田圭吾さんを取り上げ、小山田さんが入院先の病院でギターを弾いたというエピソードを紹介。「夜中にガンガンやってると、癌の末期患者の人とかの呻き声が聞こえて来る(笑)」などの発言を掲載した。21年7月、東京五輪・パラリンピックの開会式の音楽担当に就任した小山田さんが過去に他誌で語っていた「いじめ発言」が問題視されると、シンコーミュージックは上述の内容について「倫理観に欠ける不適切な表現があった」として公式サイト上で謝罪した。
22年3月26日発売の22年5月号をもって月刊誌としての発行を終了し、年4回発行の季刊誌へ移行していた。しかし、8月1日昼12時、雑誌の公式ツイッターは6月27日発売の8月号で休刊すると発表。「長い間本誌をご愛読いただきました読者様には厚く御礼申し上げます」とし、今後は同誌で培ったキャリアをもとに「関連したムック・書籍の企画、進行中の動画製作等は継続していく」とした。
ツイッターの音楽ファンからは「なんてこった」「え......俺の青春...」「また一つ時代が終わるのか」「色んな思い出をありがとう」などと惜しむ声が聞かれた。
また、ロックバンド「KANA-BOON」のギター・古賀隼斗さんは「えぇええええええええ!!!GIGSって取材では熱いインタビューだったり、機材の深い話まで出来て楽しかったんよな。連載もさせて頂いたこともあって、お世話になりました。本当に悲しい、、、」と思いを吐露。ロックバンド「凛として時雨」のドラムス・ピエール中野さんも「バンドや楽器に関する貴重な情報源でした。連載(バンドマンと繋がる方法など)も書かせて頂き、大変お世話になりました!」と休刊を惜しんだ。
からの記事と詳細 ( バンドブーム支えた音楽誌「GiGS」休刊 音楽ファン、アーティストから惜しむ声 - J-CASTニュース )
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