日常生活のさまざまな出来事に驚きとユーモアを与えるトリックで溢れる作品を作り出すスペイン人アーティストのハビア・カジェハ。シュールレアリスムの巨匠ルネ・マグリッドや奈良美智、クリス・ヨハンソンの作品のファンだと公言するカジェハは、その手法を参考にしながら現代を生きる私たちの肖像を“大きな目”というアイコニックな手法によって描き出す。
今回の主人公「ミスター・ギュンター」はハビア・カジェハとそのパートナーであるアリシア・マルモルの愛猫だ。本展では展覧会を自由に歩き回るギュンターを中心に、日本では未発表の大型の木彫立体作品2点の他、新作のペンティング、ドローイングを含めた選りすぐりの作品たちが、会場全体を使ったインスタレーションとして構成される。また、パルコの公園通り側エントランスには、巨大化したギュンターがパブリックアートとして展示されるのでこちらもぜひ注目して欲しい。
コロナ禍に見舞われた世界の中においても、カジェハの作品は、より一層人々を魅了し続ける。そこには、困難に対してもウィットに富んだ発想力で向き合い、人生のあらゆる営みを前向きに捉えようとするアーティストへの共感があるからかもしれない。
ハビア・カジェハによる展覧会「ミスター・ギュンター 、ザ・キャット・ショー」は渋谷パルコで6月25日(土)から 7月18日(月)まで開催だ。
からの記事と詳細 ( 奈良美智のファンを公言するアーティスト、ハビア・カジェハの個展がスタート! - VOGUE JAPAN )
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