XRコンテンツ、奥が深い…!
2014年にVRスコープ「ハコスコ」を使ったギズモード・ヴァーチャルディスコを開催。2021年後半にはXRプラットフォーム「STYLY」を使ってVRディスコ ver.2021を公開したギズモード・ジャパン。
人物をフォトグラメトリスキャンしたり、そのスキャンデータにモーションつけて遊んだりしながら、XRのコンテンツ制作を楽しんできたわけですが、その流れから、またまたVRコンテンツ制作にてアーティストコラボが実現しました。
お迎えしたのは、ファッションデザイナー、ラッパー、ビートメーカーとして活動するMÖSHI。
とにもかくにも、まずはできあがったVRワールドをお楽しみください!
▼ALL THE BOYS / MÖSHI
※PCブラウザからの視聴を推奨しています。
※マウス使用+ホイール操作により、VRワールド内の移動がスムーズになります。
※画面右上の「usage and setting」>「Speed」の枠内を10から100に変えると操作がスムーズになります。
ピラミッドをセンターに配置した退廃的な世界観に、大小さまざまな6体のMÖSHIが縦横無尽に存在するVRワールド。コンテンツ内で流れている楽曲も、トラックメイクやラップなどすべてMÖSHIによるものです。
VRコンテンツの醍醐味でもある視点移動がぞんぶんに楽しめ、さまざまな角度からの目線で常に新しい気づきを与えてくれるコンテンツに。制作は、過去のギズモードVRプロジェクトをずっと手掛けてくれているMETACRAFT。
先鋭的なコンテンツ制作にも柔軟に応じてくれたMÖSHI、このVRワールド制作についてこんなふうにコメントを寄せてくれました。
今回のコレクションは、音楽活動をするなかで出会ってきた人たちをインスピレーション源として制作しました。その人たちの特徴や経験を、テキスタイルやシルエットに反映し、自分なりのスクワッドをコレクションの中で表現するというコンセプトを元にできあがったものです。
結果として、まるでゲームのキャラクターのような、それぞれ特徴の違う6ルックができあがったと思います。実際にそれらをスキャンしたデータを見ると、想像していたよりもアバター感が強く、自分の制作する服はこういったアプローチとの相性が非常に良いと感じました。今回の企画を通して、自身の制作スタイルの強みを活かせそうな新たなフィールドを見つけることができ、うれしく思っています。
また、コロナ渦ということもあり実際にランウェイショーを行なうことができなかったのですが、今回西條さん(METACRAFT)が制作してくれた、アブストラクトでどこか神秘的な空間の中で自分のコレクションが自由に歩き回る様を見られたのはとてもエキサイティングな経験でした。想像力次第でどのような空間でも発表できるこの表現方法に強い可能性を感じるとともに、素敵な空間を用意してくれた西條さんにとても感謝しています。
もちろんリアルな場でのランウェイにも魅力はありますが、駆け出しのブランドにとっては予算の問題、そしてラグジュアリーブランドにおいては近年環境保護の観点から大規模なセットが問題視されたりなど、さまざまな問題も孕んでいます。
VRを通してのコレクションの発表は、その表現方法の自由さに加え、リアルなランウェイが抱えている様々な問題へのオルタナティブな提案として、これから更に発展していくだろうと感じました。
そして、このVRワールド内で6体のMÖSHIが着用している衣装はすべて、MÖSHIが通っていたパーソンズ・スクール・オブ・デザインの卒業コレクションとして制作したもの。
フォトグラメトリスキャンによって再現されたディテールまで、じっくりご紹介します。
4月には、上記で紹介したコレクションを実際に展示するエキシビジョンをひらき、初日はオープニングイベントも開催。エキシビジョンでは、VRデバイスによるVRコンテンツの視聴環境も設置する予定とのことなので、超体験したいひとは足を運んでみては?
からの記事と詳細 ( ギズモードVRワールド制作第二弾。気鋭のアーティスト、MÖSHIとコラボ - GIZMODO JAPAN )
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