コンセントの横にある入り口をのぞいたら、こびとのお部屋につながっていた。
時にはこびとの秘密基地、時にはこびとの階段、そしてこびとのトイレまで。
それは常にコンセントの隣にあって、人間の世界と隣り合わせにある。
まるでこびとがそこに住んでいるようなリアルな「こびとの世界」をミニチュアで制作する、ミニチュアアーティストMozu(モズ)。
SNSで作品を発表し続け、現在Twitterのフォロワーが29万人、Instagramのフォロワーは27.9万人。さらにYouTubeチャンネル登録者数も41万人(いずれも2022年3月時点)と、まさに"バズっている"人物だ。
人気の秘密は、作品を見る人がなんとなく懐かしく感じたり、「あるある!」と思わずうなずいたりしてしまうユーモアがたくさん仕込まれているところにある。ミニチュア作品の机の上には、ノートや教科書、食べ終わったお菓子の袋、壁の落書きや毎週たまるマンガ雑誌の山など、一瞬にして懐かしいあの頃の世界に引き込まれてしまう。
今回は、新作『こびとの牛丼屋』に挑戦。
夜、温かく明るく迎えてくれる牛丼店のやさしい光や、無造作に置かれた調味料、メニューやポスターなどをユーモアたっぷりに制作。一見、見えないようなところに隠しアイテムが置かれているなどリアルでありながらも、Mozuの世界観が盛り込まれ、作品全体がまるで宝探しの舞台のよう。
海外にもファンを持つ23歳のミニチュアアーティストの制作過程を追いながら、何気ない日常に向けられる独自の観点や、頭の中で広がる空想世界を覗き見る。
PROFILE
本名 水越 清貴
1998年7月東京生まれ。
コマ撮りアニメ、ジオラマ、トリックアートという3つの分野で活動するマルチアーティスト。
2015年 高校1年の時に作ったジオラマ作品「自分の部屋」がSNSで話題に。
同年、すべてを1人でつくり上げたコマ撮りアニメーション「故障中」がアジア最大級の短編映画祭「Digicon6」で、JAPAN Youth部門の最優秀賞ゴールドを受賞。
2017年 都立総合芸術高等学校卒業後、進学はせず個人事業主として起業。
2018年 Netflixで公開されたコマ撮りアニメ「リラックマとカオルさん」の制作に参加。ミニチュア背景を担当する。
2019年 株式会社MOZU STUDIOS設立。
現在、個展【Мozuアートワーク-ちいさなひみつのせかい-】が開催中。
STAFF
演出:鎌田紀洋
構成:田代裕・重乃康紀
ナレーター:窪田等
撮影:菊池剛
音効:早船麻季
編集:倉沢厳
制作協力:ロンペーオフィス
プロデューサー:中村卓也・桝井あけぼの
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