スニーカーに奇抜なデザインを描き、世界のスポーツ選手から人気を集めている浜松市中区在住のブラジル人アーティスト、サンクレール・グラフィティさん(37)が、市にオリジナルのスニーカー一足を寄贈した。「伝統的な趣を感じ、とても好きなまち」と浜松に親しみを込めるグラフィティさん。創作活動を応援してくれる市民らに感謝の意を込めたスニーカーは、市役所本庁舎一階に展示されている。 (渡辺真由子)
グラフィティさんは、二〇〇五年にボクサーを目指して来日。工場勤務を経て、一七年から浜松市に移り住んだ。十歳の頃からエアブラシなどを使って靴や車にペインティングする創作活動に熱中し、一九年に大阪府で開かれたスニーカーデザインコンテストで優勝した。
原色を多く使った力強いタッチのデザインが会員制交流サイト(SNS)で人気を集め、サッカーのブラジル代表ネイマール選手や、元日本代表監督のジーコさんなど世界で活躍するスポーツ選手らからオリジナルスニーカーの注文が相次いでいる。
派手なデザインを施したスニーカーを手に市役所を訪ねたグラフィティさんは、「浜松は生まれ育った故郷に気候も雰囲気もよく似ている。これからは子どもたちへの創作ワークショップなどにも取り組みたい」と第二の故郷での抱負を語った。
富士山と桜、昔の浜松市をイメージした戦国武将などを描いた絵画も貸与し、市議会自民党会派の控室に飾られる。
関連キーワード
おすすめ情報
からの記事と詳細 ( 中区のアーティスト・サンクレールさん 浜松市にスニーカー寄贈 - 中日新聞 )
https://ift.tt/kIw941n
No comments:
Post a Comment