「生物」をテーマに町内外のアーティスト十人が手がけた「高浜生物大集合展」が十四日まで高浜まちづくりネットワーク(高浜町宮崎)で開かれている。土曜休館で無料。
絵画、写真、絵手紙、造形、人形、書道など多岐にわたるジャンルの作品約七十点を展示。造形作家の大角均さんは「もし現代にかっぱがいたら」と想像を膨らませ、かっぱの家族をクレイ(粘土)で表現。スマートフォンに夢中になっている娘かっぱを祖父かっぱが興味深そうに見つめている。
フォトグラファーの伊東大輔さんは同町内浦地区の山中で撮りためていたシカやキツネ、イノシシなどの野生動物の写真を合成して「群れ」を表現した。夜中の山中で野生動物に遭遇したかのような感覚を味わえる。書家の笹部恵子さんによる魚へんの漢字を集めた隷書体の書は、読み方を考えながら楽しめる。
展示では、作品の説明書きを添えていない。初めて会った人同士が、作品を見て感じたことを会話の糸口にしてほしいとの狙いから。同展を企画した地域おこし協力隊で高浜まちづくりネットワークの山本幸作さん(44)は「高浜のアーティストたちのこれまでに見たことのない表現を楽しんでほしい」と来場を呼び掛け...
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