【大樹】酪農現場で働きながら木版画を制作している「酪農アーティスト」の下山明花さん(26)が30日、尾田児童館(町尾田458)で初の本格的な木版画ワークショップを開く。将来的に自分のアトリエを持ちたい下山さんにとって、夢実現への第一歩。今後は定期的に木版画教室を開く予定。
札幌出身の下山さんは2017年3月、若手芸術家を地域の担い手として受け入れる町の事業で大樹に移住した。現在は町内の酪農家に赴いて、朝と夜に搾乳作業などを行い、日中は同館で創作活動に励む。十勝の雄大な景色と空想の世界をミックスさせた風景を表現し、町内のほか、札幌や東京などで定期的に個展を開いている。
下山さんは「今も充実しているが、創作活動をさらに本格化させたい」と自身のアトリエを持つことを構想。「アトリエでは版画教室をしたり、私をはじめ友人や先輩の作品が並ぶギャラリーも設けたりして、多くの人が訪れるようになれば」と話す。
今回のワークショップはその足掛かりとして企画した。参加者には水性木版画の4色刷りに挑戦してもらう。時間は午前11時~午後5時。参加費4000円でランチ付き。定員4人。エプロンを持参する。申し込みは27日まで。
下山さんは「今回以外でも木版画に興味がある人がいれば、1人からでも対応したい」と話している。申し込み、問い合わせは下山さん(電話090・8272・0569、Eメールasuka.shimoyama24@gmail.com)へ。(松村智裕)
からの記事と詳細 ( 酪農アーティスト下山さん30日に版画教室 アトリエ実現へ一歩 大樹(十勝毎日新聞) - kachimai.jp )
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