米連邦取引委員会(FTC)は14日、ユーザーからのデータ収集・使用に関する情報の提出を アマゾン・ドット・コムや フェイスブック、グーグルのユーチューブなど大手テクノロジー企業9社に命じた。消費者データの活用は「秘密に包まれている」と指摘している。
米政府はテクノロジー業界のビジネス慣行に対する精査を強化している。10月に米司法省がグーグルを反トラスト法(独占禁止法に相当)違反で 提訴したのに続き、先週にはFTCがフェイスブックを 訴えた。FTCは巨大ハイテク企業による過去の新興企業買収も調べている。
今回の命令は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の 北京字節跳動科技(バイトダンス)や ディスコード、 レディット、 スナップ、 ツイッター、フェイスブック傘下のワッツアップにも出された。9社は45日以内の回答を求められている。
アマゾンとフェイスブックはコメントを控えた。ツイッターの広報担当者は同社が「どのようにサービスを運営しているか理解する上で必要な情報をFTCが確保できるよう」取り組んでいると説明。ユーチューブとティックトック、スナップ、ディスコード、レディットにもコメントを求めたが、今のところ回答はない。
FTCに幅広い調査実施の権限を認めるFTC法第6条に基づく今回の命令は、具体的な法執行を目的とする必要はないが、調査で得た情報は今後の法執行に利用され得る。
調査についてはニュースサイトのアクシオスが先に報じた。
原題:
Amazon, Facebook Among Targets in FTC Data Practices Review (1)(抜粋)
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