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Friday, March 20, 2020

YouTube“アーティスト参戦”で高まるクオリティー 新型コロナでライブ軒並み中止・延期…死活問題に(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための自粛ムードが長期化する中、アーティストたちの表現方法も変化が起き始めている。ライブが軒並み中止や延期となり、多くのアーティストがYouTubeに舞台を求めている。そしてその舞台のクオリティーがどんどん高まっているのだ。

 コロナウイルス対策の自粛ムードの中、多くのアーティストがコンサートやライブの中止や延期を余儀なくされている。特に大阪のライブハウスでコロナウイルスの感染者がクラスター化したことから、ライブハウスへの風当たりが強まっている。

 深刻な事態にゴシックロックバンド、AUTO-MODのボーカリスト、GENET(ジュネ)はツイッターでこうつぶやいた。

 <バンドマンは自粛か決行で悩んでいる。今回だけは人の命に関わる。でも金の問題もある。じきにライブハウス倒産、自殺も出てくる。みんな命掛けなんだよ>

 本当にしゃれにならない状況だが、「公演中止は、ライブハウス、アーティストにとっては苦渋の決断。ライブのリハーサルを重ねて、準備万端なのに客に見せることができないのはもったいない。そこで、スタジオでの演奏をYouTube等で配信するアーティストが増えているのです。無料配信のパターンとニコ動で課金するパターンがあります」(音楽制作会社ディレクター)

 「前日のゲネプロでは泣いてしまいました」と語る藤原MAXまさのりが歌唱指導した『「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS」THE MUSICAL』は、初のファイナルファンタジーのミュージカルとして注目されたが全公演が中止になったため、ニコ動で課金配信された。

 アーティストはさまざまな形でライブの動画を送り出している。シンガー・ソングライターの織田哲郎は2月に中止になったライブをスタジオから生配信し、ファンの期待に応えた。

 映画のロケが延期になり、スケジュールが空いた前田耕陽は、かつて在籍したロックバンド「男闘呼組」の人気楽曲をスタジオで弾く様子を一夜限りで配信した。どれも相当なクオリティーの高さだ。

 一方、デビューライブの延期という悲劇をYouTube配信でカバーする動きも。

 メタルバンドREACTIONのベーシスト、反町YUKI哲之が初めてプロデュースした女性アーティストとして注目されていたボーカリスト、Rokoの初シングル発売記念ライブも延期になった代わりに、アコースティック演奏をYouTubeで配信する。

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March 20, 2020 at 02:56PM
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