映画「作家なき作品」のために、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督は、ゲルハルト・リヒターに直接メールを送って、力を入れたという。たとえ映画公開後、「私自身や画家を素材にしないことにした」と、リヒターが背を向けたが。ドナースマルク監督は、「芸術が持つ癒しの力を描写したかった」と話した。
最近では、芸術家たちが直接メガホンをとる事例もしばしばある。英出身の作家スティーブ・マックイーン(51)が代表的だ。マックイーンはロンドン芸術大学を卒業して、1999年にターナー賞を受賞した。ダミアン・ハーストが含まれているヤング・ブリティッシュ・アーティスト(yBa)の一人でも挙げられたが、今は映画監督としてより有名である。マックイーンが演出した映画「それでも夜は明ける」(2013年)は、米アカデミーと英アカデミー(BAFTA)で作品賞を受賞した。
米出身の画家ジュリアン・シュナーベル(68)は、壊れた陶器の破片を活用した「プレート・ペインティング」に名をはせた。1980年、ベニスビエンナーレにアンゼルム・キーファー、ゲオルグ・バゼリッツと一緒に参加した。シュナーベルも1996年、ジャン・ミシェル・バスキアの自伝映画「バスキア」を演出して、映画界でより地位を固めた。メガホンを取ったアーティストの中で、自分の芸術世界を最も波及力をもって示した人は、顔のない画家として広く知られている英国のバンクシーだ。彼が演出したドキュメンタリー映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」(2010年)は、美術市場の虚偽を辛辣に表わした。
このドキュメンタリーは、ビンテージ洋品店を経営するティエリー・グエッタが「ストリートアートの巨匠」になる過程を盛り込んでいる。グエッタは、絵を描いたことが一度もない。ところが、バンクシーの提案で「ミスターブレインウォッシュ」というペンネームで展示会を開く。バンクシーは、意図的にマスコミを繰り返し利用して、「ミスターブレインウォッシュ」を絶賛する。最初の展示で「ミスターブレインウォッシュ」は、絵をすべて売り切る。その後の過程をドキュメンタリーとして盛り込んだのが「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」だ。
金民 kimmin@donga.com
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March 02, 2020 at 06:28AM
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