アーティストたちがクリエイティブ産業のAIの使用に反発する中、グーグルは俳優で映画監督のドナルド・グローヴァーとミュージシャンのワイクリフ・ジョンという2人のアーティストをイベントに登場させた。
イベントで公開されたプロモーションビデオの中で、グローヴァーは「誰もが監督になれるし、誰もがディレクターになるべきだ。AIの核心は、ストーリーテリングなのだ」と語った。彼は、カリフォルニア州オーハイにある農家で映画制作チームやグーグルの研究者たちと一緒にVeoを使って短編映画を制作した。
ビデオでは、チームがノートパソコンに「1960年代のオープンカーがスペインの地中海沿いにある宮殿に向かう追跡ショット」というプロンプトを入力し、生成された映像を確認していた。グローヴァーのチームがグーグルと共同制作したこの短編映画は、近日公開予定だという。
Music AI Sandboxを紹介するプロモーションビデオには、ジョンがギターを弾きながらサンプルを録音する様子が収録されていた。彼は、それをソフトウェアにアップロードし、ドロップダウンメニューを使ってハイチとブラジルのスタイルをミックスした。そして、「昔のヒップホップのアーティストたちは、サンプリングする音を求めてレコードの入った木箱を漁っていた」と語り、今ではそのプロセスはデジタル化されたと説明した。
グーグルが著名人をプロモーションに起用するのは目新しいことではない。同社が提供するスマートフォン、Google Pixelのスポークスパーソンは、NBA選手のヤニス・アデトクンボや俳優のシム・リウをはじめとするスターが務めており、歌手のジョン・レジェンドはスマートスピーカーのGoogle Homeのアシスタントサービスの声に起用されている。
からの記事と詳細 ( 「アーティストのためのAI」を押し出すグーグルの取り組み - Forbes JAPAN )
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