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Monday, January 29, 2024

元自衛官タレントかざり、現代美術アーティストにテイクオフ! 日大芸術学部卒、2月2日から初の個展:中日 ... - 中日新聞

bintangsef.blogspot.com

 日大の芸術学部デザイン学科卒業の元陸上自衛隊員タレント、かざり(30)が2月2~7日に東京・新宿の新宿眼科画廊で「記憶と情報の琥珀(こはく)たち」と題した初の個展を開催する。正午から午後8時(水曜日のみ午後5時)までで入場無料。これまで創作してきた現代アート約20点を展示する。29日、東京都内で本紙のインタビューに応じたかざりは「海外で個展を開催するのが夢です」とアーティストとして本格的な新たな一歩を踏み出した喜びを語った。

初の個展「記憶と情報の琥珀たち」を開催する元自衛官タレントのかざり

初の個展「記憶と情報の琥珀たち」を開催する元自衛官タレントのかざり

 これまでも別名義で現代アートの作品を作り続けてきたかざりは、2015年に卒業制作で日大芸術学部長賞を受賞。21年には「記憶をなぞる」という作品が「大細密展」で優秀賞、「SHIBUYA ART AWARDS 2021」でも佳作を受賞。昨年は「光をたどる」と題した作品で地元・三重県展で入選を果たした。

 「自分自身が『かざり』という“作品”としてひとつにまとまってきたなっていう実感があって、このタイミングで2月に個展を開催しようと思いました。自分の内面をさらけ出すような感じがしてちょっと恥ずかしいんですが、アーティストとして作品を発表できるっていうのはすごくうれしいし、楽しみです」

 幼少期からパソコンで絵を描き始め、三重県内に一校しかないデザイン学科のある高校へ進学。美大生となってから「肉体の中に宿る記憶」をテーマに創作活動を開始した。過去にSNS上で自分の写真が無断で使用され、別人になりすまし被害を受けたことをきっかけに、インターネットが現実の世界と混じり合ったこの世界で「自分」という筆跡を残すためだった。

 「ちっちゃいころに家に三面鏡があって、鏡をずっと見ていて、『自分って何なんだろう?』って思ったんですよね。今しゃべっているのは、自分の肉体を使ってやっていることだけど『それを動かしてるものって何なんだろう?』とか」

 導いた答えは「記憶」。幼少期から過ごした三重の美しい大自然、大学卒業後に入隊した自衛隊で…さまざまな追想と経験を形にしてきた。自作したコンピューターグラフィックスの上にレジン(樹脂)を乗せて硬化させ、その上からペンや絵の具を重ねて記憶や魂を現実世界に受肉させるのがかざりの手法だ。

 「いつか海外で個展を開きたいですし、ファッションブランドとコラボして服やカバン、財布などを作ったりとか、何か身につけられるものとコラボできたら面白いかなって」

 アーティストとしてはここがスタート地点。キャンバスの上には無限の可能性が広がっている。

「Fー15乗ります」473万回再生

 かざりは大学卒業後、もともと興味があった陸上自衛隊で勤務。任期満了で退職後、タレントとして次のステップに進んだ。元自衛官のキャリアを生かして昨年から防衛省の広報アドバイザーに就任。昨年5月に自身のYouTubeチャンネルで公開した最新動画「Gやばすぎて悲鳴!? 航空自衛隊の戦闘機F―15に乗ります」が、公開から3日間で100万回再生を記録し、現在までに473万回を突破して大バズリした。

かざりのユーチューブチャンネルから

かざりのユーチューブチャンネルから

 SNSの総フォロワー数は約45万人。「元自衛官タレント」という肩書に、今後は現代アーティストも加えて両立させていくという。「自衛隊が好きなのは変わらないですし、発信は今後も行っていきたいなと。なので、そういった取材をさせていただく機会があれば動画を自分で作って発表していきたい」と語った。

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