「自閉症のアーティスト」として創作活動をしている佐賀市の瀬戸口楓子さんが県庁を訪問し、自身がデザインした靴下を披露しました。
ｆｕｃｏ：のアーティスト名で知られる佐賀市の瀬戸口楓子さんは、重度の自閉症と知的障害がありほとんど話すことができませんが、高校時代から色とりどりのデザインを描くアーティストとして活動を続けています。
２６日は県庁を訪問し、山口知事に自身がデザインして販売されることになった靴下を披露しました。
靴下は、佐賀市のデザイナーや県唯一の靴下工場と協力し、１年近くかけて完成させたもので、丸や四角の模様が特徴的です。
楓子さんのアーティスト活動を支援している母親の瀬戸口庸子さんによりますと、靴下には、重い障害のある楓子さんでも、多くの人とつながることができるという思いが込められているということです。
山口知事は、「この靴下がどんどん広がっていくのはいいことだね」と話していました。
また、母親の庸子さんは、「自閉症とか障害者というのにとらわれすぎずに、彼女や絵を好きだと言ってくれる人と今後もつながれたらうれしい」と話していました。
この靴下は、ＪＲ佐賀駅前コムボックスの「ＳＡＧＡＭＡＤＯ」や、佐賀空港にある「ｓａｇａｉｒ」などで販売されています。
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