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Monday, May 30, 2022

コロナ禍のアーティストを応援 新宿の老舗ライブサロン「カールモール」がフォトコンテスト - 東京新聞

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写真スタジオとしての利用風景=カールモール提供

写真スタジオとしての利用風景=カールモール提供

 新型コロナウイルス禍で減った収入を補うため、レトロな店内をフォトスタジオとして貸している新宿区新宿一の老舗ライブサロン「カールモール」が、店内で撮影した写真のコンテストを開く。得た収益はライブ出演者のギャラに充て、発表の場を写真家に与える「一石二鳥」を狙う。(小松田健一)

 カールモールは一九七〇(昭和四十五)年に開店。コンパクトな店内は一階が出演者の控室、二階がステージになっている。壁一面に金糸銀糸で模様を織ったビロードの「金華山織」を施し、創業時と変わらないレトロな内装も売り物だ。

 昨年十二月に八十二歳で亡くなった創業者小倉恒克さんがマスターとして切り盛りし、音楽ライブや演劇、朗読など幅広い分野のアーティストに活動の場を提供していた。十年前、店を引き継いだのが現在の経営者小林宏美さん(45)。アコーディオン弾き語り奏者として店で演奏していたのがきっかけという。

 コロナ禍で一年半にわたる休業を強いられ、始めたのが写真撮影の場として貸し出すビジネス。個人のポートレート撮影やミュージックビデオ、雑誌、ドラマの撮影などで月十〜十五件の利用があるという。

 今回、コンテストで写真家にさらなる活動の場を提供する。店側で応募作をツイッターで紹介し、新たな仕事につながる可能性を高める。小林さんは「店を五十年後も続けるためのコンテストにしたい」と話す。

 写真は六月一日〜八月七日、店で通常の使用料を支払い撮影することが条件。締め切りは八月十五日。九月十六日に入賞作を決める。最優秀賞一人に賞金一万円と撮影無料券、優秀賞四〜六人に撮影無料券を贈る。問い合わせは、同店=メールkarlmohl@gmail.com=へ。

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