NFTアートの流行により、注目を集めているAIアート。若手AIアーティスト・岸裕真の初の作品集『Imaginary Bones』が発売になり、作品集内にコメントや詩などで参加したアーティストや著名人たちからコメントが到着した。
岸は自身をAIの「触媒」として位置づけし、知性を持ったAIによる創作活動を自身の体を通して具現化している。「GAN」と呼ばれるAIが、読み込んだ絵画や画像を自由に解釈し形を変容させていき、最近では立体作品の構築にも取り組んでいる。
昨年ルートKコンテンポラリー/東京・新宿で開催された個展「Imaginary Bones 」と同様のタイトルが冠せられた本作品集は、AIの視点から「骨」を再解釈し、わたしたちの世界とは違う形状、ルールによって構成された世界を提示することをコンセプトとした最新作を中心に、岸の初個展「Neighbor‘s room」にて展示された作品や、過去の未発表作品も収録している。
本作品集は書籍のみの通常版とNFTアート付きの限定版の2種類で販売。ポニーキャニオンショッピングクラブ限定での販売となっており、海外からの注文も可能となっている。
コメント一覧
イシヅカユウ(ファッションモデル)
人には骨に血肉があり、それが人たらしめているのだろうか。ならば骨はなぜ骨なのか。椅子はなぜ椅子なのか。
岸さんの作品を見るたび、「私が人であるという確証は何処にあるのか」と考える無限の時間が与えられたような感じがするのです。
imma (バーチャルヒューマン)
次世代のアートを作り出す彼の作品をぜひ見てください
OSRIN(PERIMETRON)
このタイミングで
媚びりついた勝手な物事の解釈は
一旦壊れ始めていることを知るのさ
同時に真新しい夢の中に足を突っ込むことになるだろう
塩塚モエカ(羊文学)
岸くんの作品を見ていると、自分の中の「当たり前」の揺らぎに驚くのと同時に、AIが持つ、新しい世界への限りない好奇心のようなものを感じます。
AIの心を感じるのです。それはとても不思議な話です。
長久允(映画監督)
Yuma KishiはAIと生殖活動をしている!
彼の作品群は、二人の子供たちに違いない!
つまりこの作品集は新しい生物の図鑑だ!!
諭吉佳作/men(シンガーソングライター)
取って代わられるとか敵になるとか、AIの側にその気があるのかわからないけれど、怖い話も聞くことがあります。
けれど少なくとも岸裕真さんの作品は、(少し特別な)隣人としてのAIとの共同作業によるものと思えます。
私は勝手に希望のようなものを感じてもいます。
各々の能力の貸し借りによって生まれる作品はより自由で、思いもよらない場所へ飛躍します。
かと思えば、AIの発想したものに懐かしさや共感を覚えることもあり、関心は尽きません。
その感覚は少し恐ろしくもあります。
岸さんの作品によって私は、これまで無意識的に捉えてきた物事についての再考をはじめます。
■作品集情報
タイトル:Yuma Kishi / Imaginary Bones
発売日:2022年3月28日
サイズ:286×225
「NFTアート付き(Limited Edition)」:¥18,000(税別)
「通常版」:¥3,800(税別)
発売元:ポニーキャニオン
作品集販売特設サイト:https://ift.tt/kl2MvVZ
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