大企業の社長や起業家など、世界で活躍する女性リーダー10人に質問。これまでの歩みや、いま考えていること……彼女たちの頭の中を知れば、前進するヒントになる!
アメリー・デュ・シャラール|Amélie du Chalard
アメリー・メゾン・ダール ギャラリーオーナー
Q.座右の銘はありますか?
それぞれがやりたいように、エネルギーを使えばいい。自分は舵取りが好きだけど、命令したり説教したりはしない。
Q.役職や仕事内容を教えてください。
ハイメゾンやホテルのためにアートのキュレーションをしています。私たちの扱う作品は比較的手頃なので、アート愛好家からも評判です。また、ふたつ目のギャラリー、アンブロワー ズ、メゾン・ド・コレクターも始めました。
Q.仕事で障害になったことは?
大失敗する可能性もあり、「最悪、前の仕事に戻ればいい」と自分に言い聞かせました。最初から順調ではなかったけれど、1年後に急成長を遂げたんです。
Q.キャリアを加速させた出来事は?
転職しようかと悩んでいた26歳の頃、住んでいたパリのジャコブ通りでギャラリーが次々と閉店していくのを見て、アート市場が顧客主義で旧態依然としていることを知りました。これまでのギャラリー形式を変えて、訪れた人がアートを購入したくなるシチュエーションで展示することを思いつき、2016年にアメリー・メゾン・ダールをオープンさせました。
Q.出身地や家族について教えてください。
母は彫刻家、父は企業法務弁護士。美術が身近な環境で育ちました。私たち5人兄弟は、仕事は尊いものという両親の価値観を受け継ぎました。ESCP経営大学院卒業後、ロスチャイルド投資銀行で6年間働いたのですが、さまざまな成功物語を目の当たりにして、私自身も起業したい気持ちが芽生えたんです。
Q.今後の課題や挑戦しようとしていることは?
新世代のアーティストを輩出すること。いま扱っている若手 アーティストはまだ100人ほどで抽象作品が多いですね。
Q.オフの時間は何をして過ごしていますか?
夫とスポーツを楽しみます。
「フィガロジャポン」2022年1月号より抜粋
からの記事と詳細 ( 新しい形式のギャラリーで、新世代のアーティストに光を。|Society & Business|Society & Business|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン) - フィガロジャポン )
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