冬の北海道の海に広がる流氷の状況を伝える「海氷情報」について、気象庁は12月1日から、これまでより詳細な予測結果をもとに発表することになりました。一方で、観測態勢の見直しに伴い、流氷を最後に確認した「流氷終日」など一部の情報は発表されなくなります。
流氷について気象庁は、昭和21年から職員が目視で観測し、肉眼で確認できた「流氷初日」などの情報を伝えているほか、流氷の位置や今後の動きなどを「海氷情報」として発表し、付近を航行する船舶などに注意を呼びかけています。
最新の気象衛星のデータやスーパーコンピューターを活用した新たな監視・予測システムの運用が12月1日から始まるのに伴い、「海氷情報」も刷新されることになりました。
具体的には、流氷の状況や広がりの予測図は解像度がこれまでより39倍向上し、拡大して詳細に確認できるようになります。
予報の間隔や期間も変わり、6時間ごとの情報が毎日発表され、10日先まで確認出来るようになります。
一方、職員が目視で行う定時観測の態勢を見直し、流氷が沿岸から離れる「海明け」や、流氷が海岸から見えた最後の日「流氷終日」といった一部の情報は今後発表されなくなります。
「流氷初日」や「流氷接岸初日」などは引き続き職員が目視で観測し、発表されます。
気象庁は「衛星データなどの精度も良くなり、流氷接岸後は目視での観測をやめることになるが、解析や予測は引き続き職員が行うので地域の防災や気候変動データへの影響はないと考えている」と説明しています。
からの記事と詳細 ( 「海氷情報」より細かく発表へ 一部の流氷情報は終了|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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