新型コロナの影響で観光客が減った葛飾区柴又地域を活気づけようと、区在住のアーティストらによる作品の展覧会が一日、柴又帝釈天参道沿いの老舗和菓子・飲食店「亀家本舗」で始まる。亀家本舗にちなみ、カメをテーマにした版画やオブジェなど約二百五十点が並ぶ。五日まで。(太田理英子)
展覧会は、「アトリエおおかわ」(同区細田)代表の大川恵美子さん(52)が企画した。
ネコをモチーフにした作品で知られる版画家大野隆司さん(70)は「たとえメカの時代でも こころもちはカメの歩みで」などとメッセージを入れたカメのイラストを制作。「SNS(会員制交流サイト)などを通じて人の言葉に左右されてしまいがちな時代だけど、自分のペースで歩んだ方が幸せというメッセージを込めた」と話す。
マスク姿のネコを描いたコロナ禍ならではの版画作品や、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、来場者がメッセージを書き込める樹木の絵も大野さんによるものだ。
イラストレーター・メソポ田宮文明さん(56)は風呂でくつろぐカメのオブジェなどを出品。このほか区内外の作家三人がパステル画などを展示する。
大川さんは「地元の作家の作品に触れてもらうとともに、柴又での観光や散策を楽しむ人が増えてくれたら」と期待している。
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