韓国の情報機関のトップがアメリカに向けて出発し、先週の米韓首脳会談を踏まえた北朝鮮への対応などについてアメリカの情報当局と意見を交わすとみられています。
韓国の情報機関、国家情報院のトップ 朴智元（パク・チウォン）院長は、26日にソウル近郊の仁川（インチョン）空港からアメリカに出発したのが確認されました。
訪米の日程は明らかにされていませんが、韓国の主要メディアによりますと、パク院長はニューヨークに続いてワシントンを訪れる予定だということです。
アメリカのバイデン大統領と韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は今月21日、ホワイトハウスで会談し、朝鮮半島の非核化の実現に向けて北朝鮮への外交と対話を通じた関与を重視する方針を確認したばかりです。
通信社の連合ニュースは、朴院長が北朝鮮の最新の動向とともに北朝鮮を対話のテーブルにつかせるための具体策について、アメリカの情報当局と意見を交わすという見方を伝えています。
朴院長は日本を訪れていた今月12日に瀧澤内閣情報官やアメリカのヘインズ国家情報長官と3人で会談しており、バイデン政権が対北朝鮮政策の見直しを終えたことを受けて、日米韓3か国の情報当局間の動きが活発になっています。
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