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Sunday, April 25, 2021

国際情報学部の授業において、一般財団法人日本情報経済社会推進協会から講師にお招きし、講義が行われました | - 中央大学

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今回ご登壇いただいた坂下様は、DXやIoT、ブロックチェーン等に関して日本政府が打ち出した理念の具体的な施策を通じた推進、データの利用やプライバシー保護に関する制度研究を行っていらっしゃいます。そのご経験やご知見をもとに、「現実空間と情報空間との融合と個人」をテーマにした講義を展開していただきました。

日本政府は、現実空間と情報空間を結び付けAIやIoTを活用し、これまで解決できなかった社会的課題を解決できる社会の構築を目指し、これを「Society5.0」として提唱しています。情報技術の発達によって、インターネットは加速度的に発達していますが、インターネットが必ずしも万能とは限りません。
坂下様の講義でも、国内外の事例をもとに、インターネットの不確実性、インターネット上における個人認証の複雑さやプライバシー保護をめぐる課題等が紹介されました。
講義を聴講した学生の中には、ゼミ(授業科目名「国際情報演習」)で自動運転やスマートシティをテーマに研究している学生もおり、その学生たちからはインターネットの功罪に関する質問や意見もあがりました。

講義の中で、坂下様から学生に対して、
・不確実性のあるインターネットが社会基盤となった場合、どのようにして信頼性を担保するべきか
・現実空間と情報空間の融合によって、個人の公私の切り分け等のペルソナ(人格)の調整ができなくなる可能性があるが、これをどのように維持・調整するべきか
・現代社会の各種制度は、情報の活用と個人の保護を両立できているのか
の3つの問いが投げかけられました。

学生は今後の授業において、この3つの問いを議論します。

iTLでは、本科目のみならず、「情報の仕組み」と「情報の法学」の知識・理論を複合した実践的な科目を多数設置することで「Society5.0」の実現に貢献できる人材の輩出に努めてまいります。

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