2021年02月24日08時36分
【ワシントン時事】トランプ前米大統領支持者による1月6日の連邦議会襲撃で、警備を指揮した警察幹部が23日、上院の公聴会で証言した。前日の夜に連邦捜査局(FBI)から襲撃を警告する情報が届けられたものの、電子メールによる連絡で、注意喚起もなかったために、情報が生かされなかったことを明らかにした。
首都警察のコンティ本部長代行は「分析を経た情報でなく生の情報だった。重大案件であれば電話か何かで知らせるものだ」と語り、FBIが深刻な脅威とは認識していなかった可能性を示唆した。議会警察のスンド署長(当時)も、メールは担当部署に届き、自身では見なかったと証言した。
FBIの情報には、支持者が「戦争の準備だ。私たちの大統領を得るか、さもなくば死だ」などとオンラインでやりとりする内容が含まれていた。
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