■背景
現状の不動産情報は、共通して利用できる通し番号などはなく、「住所」や「物件名」などで物件を特定しています。そのため、「三丁目」と「3丁目」といった表記ゆれが頻繁に発生しやすく、そのたびに情報修正する状況が続いています。さらに、これらの不動産情報はオープンデータではなく各企業が個別に保有する情報のため、不動産事業者や不動産テック企業にとって、不動産情報を扱う上で大きな課題となっていました。
不動産市場は、GDPにして61兆円の規模を持ち(※1)、膨大なビッグデータを保有する、一大産業です。今回、地図開発を得意とするGeoloniaと共同で不動産の基盤データを構築していくことで、不動産業界全体における情報連携を推し進め、データ活用の幅を広げてまいります。
■本取り組みについて
不動産テック協会のデータ流通部会にて、不動産テック協会に加盟する不動産テック企業同士が共通の「不動産ID」によって、情報連携ができる取り組みを開始します。Geoloniaが開発するオープンデータを活用し、不動産の基盤データを構築していきます。2021年内には、不動産テック協会の企業同士が、共通の「不動産ID」によって情報連携できることを目指してまいります。
■不動産テック協会について
不動産テック協会は、現在100社超の加盟に対して、内72社(※2)は不動産テック企業が属する、日本最大の不動産テック企業の団体です。加盟企業には、仲介や管理業務、価格査定、ローン・保証など、多岐にわたる不動産業務の効率化や収益化のために、テクノロジーを活用しサービス提供する企業が加盟しています。各社ごとに保有する不動産情報は、数千~数億に及びます。
名称 :一般社団法人不動産テック協会
代表理事:赤木 正幸、巻口 成憲
URL :https://retechjapan.org/
本社 :東京都港区南青山4-9-1 シンプル青山ビル1F
設立 :2018年9月
活動内容:
・不動産テック(不動産×IT)業務に関する調査研究及び情報発信
・不動産テック(不動産×IT)業務の標準化及びルールの確立
・不動産テック(不動産×IT)従事者等の育成・指導
・ビジネス機会創出のための各種活動
・国内外の関連諸団体等との情報交換や連携・協力のための活動とイベント開催
・国及び地方公共団体等に対する協力並びに建議及び要望
・前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
※1:内閣府発表、平成30年GDPより
※2:2020年7月31日時点
"情報" - Google ニュース
July 31, 2020 at 09:00AM
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不動産テック協会、Geoloniaと共同で不動産情報の共通ID付与の取り組みを開始 - PR TIMES
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