偽善の正義
新型コロナウイルスの影響で、期限つきですべての公演の開催を自粛することにした。今後は、状況を見てということになる。
この新型コロナの問題が起きてから、公演についてずっと考えていた。観客の安全を考えて中止にすべきではないか。中止ではなく、延期にはできないのか。
2月26日、政府からの要請があったその日、すでに予定されていたコンサートがあり、間に合わず、中止することができなかった。スタッフ全員の健康状態を確認し、除菌、手洗いを徹底して開催することになった。来場を控えるお客様には、チケットの払い戻しをお約束した。でも、かなりの方が来場し、コンサートを楽しんでいかれた。やっぱり、このような時でも楽しみたいという気持ちはあるのだと思う。
僕たちは以前からバーチャルライヴの仕組みを開発している。この開発も加速させて、スマホやPCで、どこからでもライヴに参加できる環境を少しでも早く提供できるようにしたい。また、YouTube公式チャンネル「エイベックス・チャンネル」では、3月いっぱい、所属アーティストのライヴ映像を無料公開することにした。こういう時でも、こういう時だからこそ、エンタテインメントを届けることを止めたくない。
ここからは愚痴。たまには僕だって、愚痴を吐きだしたくなる。政府要請があった1週間ほど前、あるコンサートが中止に踏み切った。それを知って、エイベックスも公演の自粛を検討しなければならないと思った。でも、その時、思ったのは「叩かれたくないな」ということ。そんなことを考えるべきではない。観客の安全と、僕たちの使命ということから考えていかなければならないのに、「やると叩かれる」ということが頭をよぎってしまう。
公演が中止されて怒る人の気持ちはよくわかる。チケットを払い戻してくれても、気持ちは収まらない。なかには、遠方から新幹線や飛行機を使って、宿泊するホテルを予約して来てくれる方もいる。何より、ずっと前から楽しみにしていて、それが突然奪われることに文句のひとつも言いたくなるのは当然。本当に申し訳ないと思う。
でも、公演を中止せずに、安全対策をとったうえで開催しても炎上する。見たい人は安全対策をしたうえで楽しめばいいし、リスクを感じる人はチケットを払い戻しすればいい。誰も経験したことのないことだから、賛否両論あるのは当然。でも、批難の声を必要以上にたきつけているのは、なんの責任も関係もない人なのではないかと思ってしまう。
昨年から、アーティストや芸能人が、違法薬物の使用で逮捕され、多くの人から批判を受けている。その批判のほとんどはそのとおり。ご迷惑をおかけしてしまった方々には本当に申し訳ないと思う。薬物なんか絶対やるべきではないし、アーティストや芸能人は大きな影響力を持っているということを自覚しなければならない。
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