2020年には高知県立美術館で地元ゆかりのアーティストを紹介するシリーズ「アーティスト・フォーカス」の第一弾として、個展を開催
アーティストの竹﨑和征さんが6月22日未明、心臓麻痺のため亡くなった。享年48。
竹﨑さんは1976年高知県生まれ。自身を取り巻く「風景」を手がかりに絵画を制作してきた。これまで参加した主な展覧会に「東海道 新風景 山口晃と竹崎和征」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、2011)、「リアル・ジャパネスク 世界の中の日本現代美術」(国立国際美術館、2012)、「絵画の在りか」(東京オペラシティ アート ギャラリー、2014)など。所属ギャラリーのMisako & Rosenでも個展を複数開催してきた。
近年は香川を拠点に活動し、2020年には高知県立美術館で地元ゆかりのアーティストを紹介するシリーズ「アーティスト・フォーカス」の第一弾として、個展「雨が降って晴れた日」を行った。
アーティストとしての活動のいっぽう、2008年には蜷川敦子とともにギャラリーのTake Ninagawaを設立。Tokyo Art Beatではオープン当時の様子をレポートで伝えている。
蜷川はTake NinagawaのInstagramで以下のようなコメントを発表している
Take Ninagawaを一緒に設立した竹崎和征さんが6月22日未明に急逝しました。
竹崎さんと出会ったのは2002年の夏。優しく柔らかく、同時にアートへの深い情熱と強い意思を持っていた彼とすぐに仲良くなりました。
アーティストとして活動しながら、オオタファインアーツでギャラリースタッフとして働いていた彼は、アートのエコシステムにおいてコマーシャルギャラリーが担える役割に強い期待を持っていて、二人でよくギャラリーやアーティストの仕事について話し合いを重ねて友情を育みました。
アーティストのために負荷を背負い、バウンダリーを押し広げ、日本のアートシーンをより良い場所に、アージェンシーを持って取り組むことをミッションに掲げながら、一人ではできなくても二人、三人ならできるかもしれないと、その一役を担うことを共に夢見ながらTake Ninagawaを立ち上げました。
それからもう16年です。ありがとうございました。
心からご冥福をお祈りいたします。
Take Ninagawa
蜷川敦子
からの記事と詳細 ( アーティストの竹崎和征さんが48歳で死去。一貫して「風景」を手がかりに絵画を手がけ、2008年にはTake Ninagawa ... - Tokyo Art Beat )
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