イギリスのワイト島出身のウェット・レッグ(Wet Leg)は、リアン・ティーズデールとヘスター・チャンバースからなる女性2人組のインディーロックバンド。名門Dominoレコードからデビューを果たすと、イギー・ポップが絶賛し、ハリー・スタイルズが楽曲をカバーするなど、業界内の評価も高い。昨年のグラミー賞では、最優秀新人賞を含む5部門にノミネートされ、今年の初来日公演もソールドアウト。一気にスター街道を登りはじめた。
2022年にリリースした「Chaise Longue」は、全英1位を獲得したデビューアルバム『Wet Leg』に収録されているシングル曲で、70年代を彷彿させる懐かしいロックサウンドを現代風にアレンジ。キュートな歌声にブラックユーモアがたっぷり含まれたユニークな楽曲に仕上がっている。
【Løren】韓国発。独自の世界観にファッション業界も注目する、マルチなロッカー
ローレン(Løren)ことイ・スンジュは、韓国出身のシンガーであり、ギタリスト、ドラマー、DJ、プロデューサーとしての顔を持つマルチ・インストゥルメンタリストだ。
BLACKPINKの楽曲「Lovesick girls」「Pretty Savage」「You Never Know」では、作詞にクレジットされるなど、多彩な才能を発揮。ギタリストとしてミュージックビデオにも出演している。2020年にソロアーティストとして「Empty Trash」を発表。23年には、自身もアーティストとしてコーチェラへ出演を果たし、世界に認知されるまでに上り詰めた。今年4月にリリースした「Panic」は、ローレンのルーツであるオルタナティブなロックサウンドをベースに、ギターの疾走感とメランコリックなボーカルに引き寄せられる。
また、サンローラン(SAINT LAURENT)の2022年アイウェアキャンペーンに起用されたり、BLACKPINKのロゼ(ROSE)とファッション誌のカバーを飾ったりと、楽曲にも通ずる独自の世界観から、ファッション業界の注目度も高い。
【Shygirl】ビョークとの共演で世界に存在を知らしめた実力派ラッパー
キャンセルとなったスロウタイ(SLOWTHAI)の代わりに出演が決まったのが、イギリス人ラッパーのシャイガール(Shygirl)だ。DJ、シンガー、ソングライターとしても幅広く活躍し、レーベル兼コレクティブのNUXXEの創設者のひとりでもある。
ヒップホップのみに縛られず、グライムからテクノ、エレクトロ・ポップなどを自在に操り生み出す独自のサウンドは、ロンドンのアンダーグラウンドシーンで頭角を表す。世界の歌姫ビョークからもその実力を認められ、2021年にリリースした楽曲「Woe」をビョークがリミックス。それをきっかけにオーバーグラウンドシーンからも注目を集めるようになった。一度聴いたら忘れられない、妖艶な歌声とエッジの効いたサウンドに身を任せて。
Text: Kana Miyazawa Editor: Saori Asaka
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