在浜松ブラジル総領事館が、在日ブラジル人アーティストを紹介する冊子「アルテ・ブラジル」を発行した。ポルトガル語と日本語で、浜松市内の木工作家や大阪府の大学生など総勢２９人の略歴や作品を紹介していて、読み応えがある。
２９人のうち２０人は女性で、ガルシア・アウデーモ総領事は「ブラジルコミュニティーにおける女性の力強さを表している」と話した。色彩豊かな抽象画や幻想的な世界を表現したような立体作品など、どの作品も個性が光っている。芸術は、国籍や性別、年齢に関係なく楽しむことができるのだと改めて感じた。
冊子発行は、作品ＰＲのための資金不足などで、活躍の場が少ないアーティストの支援が目的だという。優れた芸術家が平等にチャンスをつかむことのできる社会であってほしい。
（浜松総局・日比野都麦）
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