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Thursday, May 18, 2023

【六本木 蔦屋書店】アーティスト・相澤安嗣志の個展「ORIGIN」を5/27(土)より開催 - PR TIMES

bintangsef.blogspot.com

(写真左より)「Origin #52」、「Origin #53」、「Origin #54」(写真左より)「Origin #52」、「Origin #53」、「Origin #54」

 「Origin」は、インクを混ぜた鉄粉をキャンバスの上に置き、その裏から相澤が全身を使って磁石を動かすことで描かれています。「Origin」 の中には、膨大な数の動きが存在しており、鉄粉と磁力を用いたコミュニケーションは原初的な行動欲求の表れとも言えます。

「Origin #55」「Origin #55」

「Origin #56」「Origin #56」

巨大な生き物の毛皮のようにも、波打つ水面にも見えるこれらの作品には「Origin」というタイトルが付けられている。インクを混ぜた鉄粉をキャンバスの上に置き、キャンバスの裏から相澤が全身を使って磁石を動かしてゆく。すると相澤の手の軌跡を鉄粉が追いかけ、目に見えない磁力によって相澤の腕の動きが可視化される。

 誰しもが幼い頃、理科の授業で磁石を片手に、砂場で砂鉄を集めに熱中した記憶があるのではないだろうか。鉄やそこから連想する錆は人工的で工業的な印象を与えるが、実際には自然の中に溶け込んでいるものであり、地球の核もまた鉄の成分でできているのだ。

 あの頃の幼い私たちと同じように、全身を使いながらキャンバス上で鉄粉と対話をしてゆく。そのコミュニケーションの中で、綺麗だと思った瞬間に崩れていく、崩れたと思った瞬間に綺麗な線が出来るという反復を繰り返す。そしてそれは人間と自然の関係性について、社会の不条理や自然への認知のずれなどにまで拡張されてゆく。

動きと鉄粉とインクによって生み出される相澤の手の痕跡が、普段は見ることのできない、認知することのできないモノの存在と在り様を私たちに教えてくれるのだ。

1991 年神奈川県生まれ。2015 年多摩美術大学卒業。自然の物質や工業的な物質などを用いて、それらと身体との相互関係を反映させた作品を制作している。

主な展覧会に「Tempered Temporality」(2022 年 ソノ アイダ # 新有楽町 / 東京 )、「The Discoveries from A Certain Fable」 (2019 年 コートヤード広尾 / 東京 )、「No Man's Land」 (2017 年 KANA KAWANISHI GALLERY/東京 ) など                                    

https://atsushiaizawa.com/                          

https://www.instagram.com/atsushi_aizawa/

  • イベント概要

名称=相澤安嗣志 「ORIGIN」

会期=Part1: 2023年5月27日(土)~6月4日(日)

    Part2: 2023年6月9日(金)~6月25日(日)

時間=11:00~20:00

場所=六本木 蔦屋書店 2F「BOOK GALLERY」

主催・問い合わせ先=六本木 蔦屋書店(電話:03-5775-1515)

  • 店舗情報

六本木 蔦屋書店

六本木で働き・遊び・暮らす方々が心地良く過ごし、たくさんの人や情報にコネクトできる空間を提供いたします。

住所:東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り

電話番号: 03-5775-1515

営業時間:9:00-23:00

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