[カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC ART LAB)]
銀座 蔦屋書店(東京都中央区GINZA SIX6F)は、8名のポップ・アーティストによるグループ展「空即是色 Illusion of Reality」をFOAM CONTEMPORARYにて2022年8月20日(土)から9月11日(日)の期間に開催いたします。
右上:Philip Colbert《Lobster Sunflowers(Collaboration Series)》2022
左:Philip Colbert《Relaxing Lobster》2019
右下:Rodney Alan Greenblat《Wooden Robot Model Series》2022
概要
このたび銀座 蔦屋書店では、様々なルーツを持った国内外8名のポップ・アーティストによるグループ展「空即是色 Illusion of Reality」を開催します。
1950年代中頃に視覚芸術の文脈でポップという言葉が登場して以降、ポップ・アートは人々の生活や大衆の商業文化を反映させてきました。本展のタイトルである「空即是色」には、この世のすべての事物は空であり、その空であることがそのまま一切の事物であるという意味があります。時代の移り変わりと共に定義や解釈を少しずつ変化させ、様々な形態を見せながら変遷をたどってきたポップ・アートの様相を意図しています。今回の展示では、生まれた国や地域、個々の経験、取り巻く環境が異なる8人の作家を一堂に会し、多様性溢れるポップ・アートの現在の姿をご覧いただけます。
参加アーティストは、フィリップ・コルバート、イ・ドンギ、ジョナサン・セリガー、ロドニー・アラン・グリーンブラット、クララ・デジレ、グィド・アルジェンティーニ、櫻井充、付箋girl™️の8名です。
本展にて、現代を生きるポップ・アーティスト達が発信する、千姿万態の作品をぜひご高覧ください。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/28139-1721280802.html
作品販売について
銀座 蔦屋書店 店頭にて8月20日(土)15時より販売開始。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では8月21日(日)11時より販売。
※「OIL by 美術手帖」での販売は店頭展示の一部作品になります。
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730
参加作家プロフィール(順不同)
Philip Colbert/フィリップ・コルバート
1979年 イギリス、スコットランド生まれ
サルバドール・ダリを筆頭とするシュールレアリストらがアイコンとして用いたロブスターを自らの分身としており、過去の名画と、現代のソーシャルメディアの中にうごめく記号とを結びつけ、時空を超えた作品を発表しています。
2017年のロンドンでの個展を皮切りに東京、上海、ソウル、香港、台北、モスクワ、ロサンジェルスで、大規模な展覧会をハイペースで開催しています。ロレックス、ベントレー、クリスチャン・ルブタンなどハイ・ブランドとのコラボレーションでも独創的かつポップな世界観を作り上げ、話題を提供してきました。近年はNFTマーケットにおいても作品を発表しています。
Dongi Lee/イ・ドンギ
1967年 韓国、ソウル生まれ
韓国で第一世代のポップ・アーティストとして評価され、代表作には Bubbles, Flower Garden, Virtual Insanityと題された作品があります。作品はサムソン美術館 (Leeum) を筆頭に主に韓国国内の美術館に多数収蔵されています。
1990年代に『アトム』と『ミッキーマウス』という共にシンボリックなキャラクターを融合させた『アトマウス』を発表しました。当時は美術作品ではなく、マンガと論評された『アトマウス』は30年近くの歳月を経た今でも、ソウル発のポップアートとして世界中で親しまれています。
2021年、BTS(防弾少年団)のステージセットにオリジナル・キャラクターが起用されました。
Jonathan Seliger/ジョナサン・セリガー
1955年 アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ブルックリン生まれ
日常生活に存在する様々なモチーフを高い再現性で再構築するコンセプチュアル・アーティストです。有名ブランドのショッピング・バッグ、中華料理のテイクアウト用の容器、電球、ミルクカートンなどに1960年代に南カリフォルニアで生まれたフィニッシュ・フェティッシュの手法を反映させ、ポップ・アートのエッセンスを盛り込んだアイコニックな作品は、シンプルでわかりやすいのが特徴です。
Rodney Alan Greenblat/ロドニー・アラン・グリーンブラット
1960年 アメリカ合衆国、カリフォルニア州生まれ
日本では1990年代に発売されたプレイステーションのゲームソフト「パラッパラッパー」や「サンダーバニー」「シャイプープー」といったアニメのキャラクターのクリエイションで知られています。1980年代のニューヨーク、イースト・ヴィレッジのアート・シーンで一風変わった立体作品を発表し話題となり、その後ゲーム産業や広告の世界で知名度を高めました。2007年よりニューヨークに拠点を置く曹洞宗と臨済宗の禅の実践センター「ヴィレッジ・禅道」で禅を学び「Musho」の法名を授与されています。
Clara Desire/クララ・デジレ
1978年 フランス、ラ・ロシェル生まれ
グラフィティ・アートの流れを踏襲するアーティストで、抽象ストリート・アートの先駆者、フューチュラ2000(アメリカ)に多大な影響を受け画家としてのキャリアをスタートしました。
彼女が愛してやまないコミック・キャラクターを描きます。同時にシュールレアリストのアンドレ・ブルトンが提唱した「オートマティスム的手法」を試みるかのごとく思いつく言葉をランダムに配置し、独特の世界観を創出しています。
Guido Argentini/グィド・アルジェンティーニ
1966年 イタリア、フィレンツェ生まれ
女性の裸体にこだわり、美しさを追求する写真家です。ヘルムート・ニュートンの制作スタイルに多大な影響を受けていますが、ニュートンが被写体に即興的な形でアグレッシブに対峙していくのとは対照的に、グィドは緻密な下準備のもと、女性の美を最大限に引き出し様式化することに長けています。展示作品の ”Silvereye”はシリーズ構成で作品化され、グィドの作品では最も大きな成功を収めています。
Mitsuru Sakurai/櫻井充
1979年 東京生まれ
「鉄」をテーマに制作を続けているフォトグラファーです。2004年からスタートした鉄塔シリーズは、ひとつひとつの鉄塔がまるで生きているかのように感じる、櫻井の特異的な視点を視覚化した作品群です。来月9日よりSho+1で開催する個展では、灯台をBP (Base Point) と捉えた新作を発表します。
fusengirl™/付箋girl™
東京藝術大学 絵画科日本画大学院修了。
2020年1月1日から一日一枚、付箋紙に架空の人物を描きSNS投稿を続けています。付箋紙という小さな空間に描かれた人物達が「その日、そこには、その人が存在した」証しのごとく、作品にはすべてサインと制作年月日が記されています。
Twitter @girl67184608
展示詳細
「空即是色 Illusion of Reality」
会期|2022年8月20日(土)~9月11日(日)
時間|11:00~19:00 ※初日(20日)の一般公開は15:00~になります。
定休日|月曜日
会場|FOAM CONTEMPORARY
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
協力|Sho+1
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
※会期中に一部展示替えあり
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/28139-1721280802.html
FOAM CONTEMPORARY
柔軟な企画内容をイメージする<液体(LIQUID)>と、従来のホワイトキューブとしての設備を完備した空間<個体(SOLID)>を掛け合わせ、中間的な様態“FOAM”という名のもと、日本のアートシーンを多角的に映し出す表現空間。
ロゴの最初の“O”は、泡をイメージさせるようにあえて形を崩しています。それは、日々変化していく現代のアートシーンそのものを表現しながら、アーティストの自由で柔軟な無限に存在する表現のイメージを表しています。
時代のアクチュアリティーに寄り添いながら、ライフサイクルを超えたところにあるアートの価値や醍醐味を探求、醸成する表現空間として、キャリアや年齢を問わず注目すべき様々なアーティストを紹介していきます。
Instagram|https://www.instagram.com/foamcontemporary/
銀座 蔦屋書店
本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案します。
住所|〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
電話番号|03-3575-7755
営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
ホームページ| https://store.tsite.jp/ginza/
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CCCアートラボ
私たちは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中でアートに関する事業を行う企画集団です。「アートがある生活の提案」を通じてアートを身近にし、誰かの人生をよりハッピーにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、専門的なアプローチで企画提案を行います。
https://www.ccc-artlab.jp/
企業プレスリリース詳細へ (2022/08/05-15:49)
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