昨年の10月に、ワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクール。かつて「ピアノの詩人」と称されたフレデリック・ショパンの優れた解釈者を発掘することが理念となっている伝統的なコンクールであり、昨年はピアニストの反田恭平さんが日本人最高位である第2位を獲得したことで、ここ日本でも世間の耳目を集めた。ちなみに、反田さんが獲得された第2位という成績は、1970年に内田光子さんが達成して以来、実に半世紀ぶりの快挙である。
このコンクールの模様は、絶えず主催者のフレデリック・ショパン研究所によってライブ中継されており、私はその映像を見ながら、世界各国のコンテスタント(出場者)が奏でるショパン作品にただただ酔いしれていた。だが、その一方で映像を見ていて、ふと気づいたことがある。
実は、…
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