エドガー・ライト監督がカルト的人気のバンドに迫る音楽ドキュメンタリー『スパークス・ブラザーズ』より予告編が解禁された。
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本作は、『ラストナイト・イン・ソーホー』『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が初めて手掛けた音楽ドキュメンタリー。兄弟バンド「スパークス」の音楽的ルーツまで遡り、謎に包まれたスパークスの50年に及ぶ歴史を紐解いていく。これまで25枚のアルバムをリリース、発表楽曲数は345にのぼり、最近ではレオス・カラックス監督作『アネット』の原案・音楽を手掛けたことで映画ファンからも注目を集めている。
しかし、彼らは自分たちの独特な音楽スタイルを貫き続けることで、世間に受け入れられない時期も長くあった。本作では、メンバーのロン・メイル(兄)&ラッセル・メイル(弟)や世界的アーティストたちへのインタビュー、さらに貴重なアーカイブ映像などで、“音楽界の異端児”スパークスの真の姿に迫っていく。
この度解禁となった予告編では、世界的な人気を誇るグラミー賞アーティストのベックが「大勢のミュージシャンとの会話は結局スパークスの話になる」と語り、その言葉を裏付けるように豪華アーティストたちがコメントを寄せる。フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)「“こいつら誰だ?”と思っていた」、トッド・ラングレン「他のバンドと違う」、「デュラン・デュラン」のニック・ローズ&ジョン・テイラー「異常だが、すばらしい」など感嘆の声が続出。
予告に登場するこれらのコメントのほか、本編中では、「スパークス」と2015年にコラボしたバンド「フランツ・フェルディナンド」のアレックス・カプラノス、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で主演を務めた歌姫ビョーク、「セックス・ピストルズ」のスティーヴ・ジョーンズ、「ニュー・オーダー」のスティーヴン・モリス&ジリアン・ギルバートなど総勢80名のアーティストがそれぞれの「スパークス愛」を嬉々として語る。
また、劇中の一部であるアニメパートでは、エドガー・ライト監督の盟友サイモン・ペッグ&ニック・フロスト(『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』ほか)が声をあて、ライト監督ファンへのとっておきのサプライズも用意されている。
「スパークスは世界一多作なアーティスト」「音楽の一つの型を作り上げた」「何度でも生まれ変わった」と惜しみない称賛の声が上がる中、当のロン(兄)も「まるで僕らの伝記映画だ」と感嘆のコメントを残しており、クレイジーな天才兄弟の音楽の冒険の始まりに胸高ぶる予告編だ。
また、併せて新画像も公開。本編より、2018年の来日公演の際、本作の撮影のため同行したエドガー・ライト監督との貴重なオフショットのほか、同年バルセロナで行われたライブでの観客との記念撮影ショット、1982年のアルバム「アンガスト・イン・マイ・パンツ(パンツの中の用心棒)」ジャケットに採用されたメイル兄弟のウエディング風カットなどの5点となっており、「スパークス」の一風変わったユニークな雰囲気を感じられる。
監督独自の映像センスとカルト的バンドの化学反応に注目したい、必見の音楽ドキュメンタリーだ。
『スパークス・ブラザーズ』は4月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。
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