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Friday, October 29, 2021

ロート製薬の広報担当者も意識する、自身が“情報のハブ”となる環境づくり - AdverTimes(アドタイ)

bintangsef.blogspot.com

日々活躍されている広報担当者の皆さんは日頃、どのようにして情報収集しているのか。さらには、広報会議がどのように役立てているのか、を聞く本連載。回は、医薬品事業からスキンケア、食、再生医療まで幅広い事業展開をするロート製薬の広報・柴田春奈氏に取材。柴田氏曰く「セクショナリズムを嫌う企業風土」と語る同社における情報収集の方法を聞きました。

ロート製薬は2016年から複業を解禁するなど、働き方において業界内でも一歩先を行く企業だ。そんな同社で働く柴田春奈氏も、ベンチャー企業のPRを担当するなど、複業している。今回はそんな同氏の情報収集術を聞いた。

新たな発信の切り口として

日頃の情報収集としては、テレビ・新聞などマスメディアからはもちろんのこと、SNSを活用。理由は、Z世代からリタイア世代まで、各世代で様々な流行りや話題があり、そのキャッチアップにはSNSが有効だ、と考えているからだ。「Twitterでは検索機能でチェックします。キーワードは当社製品にかかわるものから、あまりかかわらないものまで広く検索を掛けています。というのも、今すぐには当社と関係なさそうなものも、例えば『こんな働き方を取り入れる会社もある』などと社内に共有しています」。そんな情報収集のツールの中に、『広報会議』も存在するという。 

胃腸薬から始まった同社だが、今や売上の6割をスキンケア事業が占める。また、2013年には再生医療研究企画部を新設。「最近では香りに関する新規事業も展開していますが、ロート製薬なのに香り? と驚かれることもあります」。 

このように、商品自体に十分なコンテンツ力がある一方で、より手に取りやすい商品が多いことから、工夫しないとコモディティ化、価格競争の波にさらされる、という危機感を持っているようだ。「単純に機能性を訴求するだけではだめだ。切り口はどうする? 分かりやすく伝えるにはどうしたらよいか? と、常々考えています。その中で、アウトプットの参考にさせてもらっているのが『広報会議』です」。 

例えば、連載「広報担当者のための企画書のつくり方入門」(片岡英彦氏著)ほか、2021年3月号の企画特集はうってつけだったという。「自分たちが当社らしさを保ちつつ、斬新な切り口で発信するためにはどのような着眼点を持つべきか、勉強になりました」。

普段から「一言添える」習慣

一方で、リリースであれ、SNS発信であれ、一番の“ネタ元” は社内であることが多いというが、どのように情報を集めているのか。「多くは同僚とのフラットな雑談レベルの中で、例えば新商品発売に関しては、情報が確定する前から、『こういった商品ができるらしい』という動きが見えてきます。そのタイミングで(PRはどうするか、などの)コミュニケーションを重ねていきます」。 

こうしたコミュニケーションが可能な背景には、同社の企業風土があるという。「当社は組織風土としてあまりセクショナリズムを好みません」。例えば、それは同社の山田邦雄会長も社員と同じフロアで業務をし、フラットに会話する、そんな風景にも表れている。

「気になることがあればチャットで『話せますか』と気軽に連絡を取りますね。さらに、他部署のメンバーから『実はこういう動きがあるんですけど』など、日々情報が飛び交い合う中で、私も『何かあったら教えてね』と一言添えるようにしています」。こうした柴田氏の小さな積み重ねも、同氏が“情報のハブ” となっている秘訣だろう。

――『広報会議』2021年11月号の巻頭特集「企業価値を高める文章作成術 事例集」では、カンロ、帝人、京セラ、ヤマハなど有名企業の広報担当者らが実践している執筆術を大解剖!また、元日経記者が、リアルな接点が持ちづらい中、メールを使った記者とのリレーションの築き方を解説している他、危機管理広報コンサルタントが誤情報・デマ流出の際の拡散抑止のための広報コメントの書き方を解説しています。

 

【特集】
リリース・危機対応・ESG報告……
企業価値を高める 文章作成事例集
 
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「記者」と交わすメール、喜ばれる文章とは
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GUIDE
不祥事が勃発! 謝罪文に必要な7つのポイント
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GUIDE
「誤情報」拡散を抑止する広報コメント
山口明雄(危機管理広報コンサルタント)
 
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ジェンダー関連、誤解なく伝える心構え
ニシブマリエ(ライター)
 
GUIDE
note、オウンドメディアでの執筆アイデア
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CASE1 柳田織物
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CASE2 カンロ
「サステナブル経営」の実践と見通し語るレポート
 
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「アーカイブ」機能担う100号超えたニュースレター
 
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漫画ならではの表現で自社の”らしさ”を発信
 
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ニュースリリース見出しのノウハウ
田代 順(マテリアルグループ PRトレーナー)
 
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「リリース」のテーマ一覧
井上岳久(PRコンサルタント)
 
実践! プレスリリース道場
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東武トップツアーズ/東京海上日動火災保険
イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン
みずほフィナンシャルグループ/エアウィーブ
アシックス/東京ガス/ヤマトホールディングス
みずほフィナンシャルグループ/ヤマトホールディングス
 
【コーポレートブランディングカンファレンス】
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凸版印刷/ミルボン
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JX通信社/プラップノード/ビルコム
 
【PR JOURNAL】
広報担当者のための企画書のつくり方入門
非営利組織との「パートナーシップ広報」
企画書の書き方 ポイントは
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オフィスの今と未来を考える
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職場の多様性と経営倫理
谷俊子(関東学院大学 経済経営研究所)
 
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広報のための行動インサイト
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広報メディア温故知新
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地域メディアの現場から
新潟放送(BSN)『新潟全県民バラエティ 水曜見ナイト』
 
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周年イヤーの迎え方
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大学広報ゼミナール
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・経済広報センター
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PRイベントの効果
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映画で学ぶ広報術
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データで読み解く企業ブランディング
企業広報戦略研究所
 
社会情報大学院大学
理念と行動を社会と共有し、
組織を導く広報・情報人材(修士)を育成
 

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