Reuters
アップルの新製品はその注目度の高さもあってか、正式発表前にリーク(情報漏えい)されることが恒例となっています。
先日発表されたiPhone 13シリーズに関してもProモデルに120Hz画面が採用されることや、動画撮影に背景ぼかし機能が付く(シネマティックモード)ことまでも、1ヶ月以上前から丸裸にされていました。
こうした事態に対し、ティム・クックCEOがリーク情報や原因となる社員の取締りを強化するとの社内メモを全社員に送ったことが、またもやリークされたと報じられています。
The Vergeにリークされたメモは、米国時間で22日の夕方に送られたもの。ちょうど先週の17日、新型コロナワクチンの接種を受けていない従業員に対して頻繁に検査を義務づけることや、Epic Gamesとの訴訟での判決後に「(実質的な勝利を祝って)前進することを楽しみにしている」との会議内容をリークされた直後のことです。
クック氏は社内の漏えい元に対して「特定するために全力を尽くしている」と述べ「機密情報をリークする人間はここにはいない(すでにクビにしたと示唆?)」とも付け加えています。
取締り強化の動機は、まず「(多くの従業員が)会議の内容が記者にリークされるのを見て信じられないほど苛立っている」としており、社内会議の漏えいがきっかけのようですが「製品発表会でも、発表内容のほとんどが報道機関にリークされてしまいました」とも述べており、iPhone 13シリーズ他の内容が漏れていたことも含まれている模様です。
アップルが未発表製品のリーカーに直接警告し、取り締まりを強めているのは7月から噂されていたことです。リーカーらに対しては「サードパーティが間違ったサイズのケースを作るから」止めるように告げていたとも報じられています。
以下、The Vergeに掲載されたクック氏メモのうち悔しさが凝縮された箇所の抜粋です。
私が今日このようなメモを書いたのは、多くの皆さんから、会議の内容が記者にリークされて非常に悔しい思いをしたという声を聞いたからです。製品発表会でも、発表内容のほとんどが報道機関にリークされてしまいました。
悔しさを分かち合っていることを、知って頂きたいと思います。このようなチームとしてのつながりを持つ機会は本当に重要です。しかし、こうした機会は、その内容がアップル社内に漏らされないと信頼できる場合にのみ有効です。ご安心いただきたいのは、私たちがリークした人物を特定するために全力を尽くしていることです。ご存知のように、当社は、製品のIPであれ、機密会議の詳細であれ、機密情報の開示を容認しません。漏洩者はごく少数であることは承知しています。また、機密情報を漏洩する人間はここにはいないことも分かっています。
未発表製品に関するリークは「発表当日に知ること」の楽しみを台なしにするとのユーザーの声もあり、何より機密主義を徹底するアップルにとっては撲滅すべき対象のはず。今後の展開を見守りたいところです。
Source:The Verge
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