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Wednesday, June 2, 2021

フラワーアーティストが選ぶ、いま人気のアジサイ品種4選 - ウェザーニュース

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2021/06/03 05:16 ウェザーニュース

「梅雨に咲く花」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのがアジサイではないでしょうか。じつは、ひと口にアジサイといっても、いろいろな種類があるのを知っていますか?

最近人気のあるアジサイと、アジサイを活かして簡単にできるアレンジメントを、フラワーデザイン界の第一人者である川崎景太さんに教わりました。

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「アジサイは土壌が酸性なら青、アルカリ性なら赤と花色が変化するため、“自然界のリトマス試験紙”といわれています」と話すのは川崎さん。開花条件が「安定した20°C以上の気温」とされているアジサイは、6月~7月半ばに最盛期を迎えます。

ここ数年、ギフトとしても定番のアジサイですが、その種類はじつに2000以上もあるとか。さっそく人気のアジサイを川崎さんに紹介してもらいましょう。

「レディー マタハリ」

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「2020年にデビューしたアジサイ界のニューフェイス。最大の特徴は、花色が日ごとに変化する点です。咲きはじめは緑色と濃いブルーが混ざったクラシックな色合い、その次に、中心部分が緑色で全体が淡いブルーに変化。さらに、咲き進むにつれ、花全体が藤色になり、花色の変化を楽しめます」(川崎さん)

「ダンスパーティー ハッピー」

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「日本のガクアジサイとアメリカの園芸種をかけあわせて作られた園芸品種。ガクアジサイとは、中心にある本来の小さな花のまわりを、「装飾花」と呼ばれる花びら状のガクが額縁のように囲んで咲くアジサイです。一般的なアジサイより個性的で一躍人気花になったダンスパーティーを、濃い発色に改良した花が『ダンスパーティー ハッピー』です」(川崎さん)

「ヤマアジサイ 伊予獅子てまり」

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「小ぶりで繊細なヤマアジサイ系の園芸品種。3~5cmほどの小さくてコロンとした丸い花房や、可愛らしいパステルピンクの花をたくさんつけるのが特徴。ヤマアジサイ系はあまり大きくならないので、生育する際も場所をとらず、鉢植えやベランダ栽培も可能です」(川崎さん)

「カシワバアジサイ スノーフレーク」

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「カシワの葉に似た5~7つに深く裂けた形状の葉、円錐形の花房が特徴的な北アメリカ原産のアジサイ。花だけでなく、秋の紅葉も美しく、長期間鑑賞できます。花色は白、咲き進むにつれ、緑色から褐色に変化します。装飾花が八重咲でボリュームと見ごたえがある個性的な『スノーフレーク』は、育てやすいため、庭に植えて楽しむこともできます」(川崎さん)

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「部屋にいながらアジサイを楽しみたい」と思った時は、川崎さんがデザインする切り花のアジサイで簡単にアレンジメントをつくり、飾るのもおすすめです。一般的なフラワーアレンジメントに必要な花器や吸水スポンジなどは不要、少ない材料で簡単に挑戦できるのも魅力です。

■材料、道具
・フトイ:1本
・好きな品種のアジサイ:1~2本
・水の張れる器(口の広い鉢状の器や水盤状の器がおすすめ)
・ハサミ

■作り方
(1)使用する器に水をたっぷり入れる
(2)フトイの茎を手で折り、編み込むように絡め通し、好みの形にして水面に浮かべる
(3)アジサイの花を一輪ずつハサミでカットし、フトイの茎で仕切られたスペースを埋めていくように浮かべる
(4)ポイントに小ぶりのアジサイの葉を添える
(5)出来上がり

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出来上がり。一種でも数種類でも美しく仕上がる

川崎さんいわく、アレンジメントのポイントは2つあります。ひとつは、フトイを折ってつくるプロセスです。「フトイを折ってスペースをつくる際、スペースの数や形は自由に工夫して、オリジナルなデザインを楽しみましょう」。

そして、もうひとつは使うアジサイについてです。「数種類のアジサイを使って色や形を組み合わせても面白いですし、シンプルに一種にしてもキレイです」とのこと。ちなみに今回の作品には、川崎さん宅のお庭で咲いているアジサイでデザインしてもらいました。

水面に浮かぶ涼やかなアジサイのアレンジメントを部屋に飾るだけで、じめじめした梅雨を健やかに過ごせそうですね。

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取材協力/川崎景太(KEITA KAWASAKI・フラワーアーティスト) HP:https://ift.tt/2iZyGRD

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