2021年5月30日 午前7時20分
JR福井駅近くの福井県福井市中心市街地に5月29日、「まちなかステージ」と銘打った特設の屋外ステージがお目見えした。普段は再開発工事の重機の音が響く電車通りが生演奏のサウンドで彩られ、通りすがりの買い物客が耳を傾けた。新型コロナウイルス禍で発表の機会を失ったアーティストに表現の場を提供する試みで、今後も定期的にステージが設けられる。
街ににぎわいを生み、市民に文化の潤いを感じてもらおうと、県やまちづくり福井などでつくる実行委員会が企画した。アーティストから予約を受け付け、無料でステージを利用してもらう。
この日は西武福井店前と同店東側アップルロードにステージを設置。福井市のウインドシンセサイザー奏者大西泰敬さん(32)がJポップや歌謡曲を演奏。親子連れらが足を止め、リズムをとったり、歌詞を口ずさんだりして楽しんだ。
昨年からライブが次々と中止になったという大西さんは「人前での演奏は半年ぶり。アーティスト仲間にどんどん利用するよう促したい」と笑顔。家族3人で立ち寄った坂井市の男性(36)は「屋外だから密になる心配が少なくて安心。たまの外出で楽しい時間を過ごせてよかった」と話していた。
トランペット奏者コンビ「トランペット★ヒーローズ」や音楽団体「FMO」所属の愛好家も演奏を披露した。
ステージはハピテラスにも設置予定。3カ所それぞれ12月まで週1回、午後にジャンルを問わず発表の場としてもらう。問い合わせは事務局のまちづくり福井=電話0776(30)0330。
からの記事と詳細 ( コロナ下、アーティストが生き生き演奏 福井県福井市に「まちなかステージ」 - 福井新聞 )
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